2016年10月13日

錯覚?

 不真面目な練習しかしない私ですが、それでもある時を境に、 音が悪くなったなあと感じることがある。勿論、腕の悪いのが一番ですが、それだけではないようだ(なに、それだけ?)。

 弦が古くなって音の伸びが悪くなり、チューニングも不正確になるからだ。伸びだけでなく、和音も濁り、汚くなる。

 ユニゾンを耳で合わせる時、2本の弦の音がピーンと真っ直ぐに聴こえればよい。少しでもずれるとトレモロのように聴こえる。トレモロがなくなるようにすればいいだけだから、簡単そうだけど、コツもあって、意外に難しい。チューニングメーターに頼るのが最近の流れですが、ユニゾンくらい自分の耳で合わせる訓練をしたほうが良いと考える。何事も頼りすぎると感能力が落ちる。

 例えば、奥さんばかりに頼った旦那が突然一人にされると、おかず一つ作れず右往左往。悲惨なケースになると、飢え死にする。たぬきさんなんか典型的な予備軍だ。3回くらい栄養失調になったらしい。悪運が強いので、まだ生き残っている(笑)。その点、阿羅漢さんは自分で料理ができるからまだ救われる。でも、賞味期限を守るどころか、すっかり腐ったものでも平気で料理に使うので、年中腹を壊している。

 あ、弦の話だった。弦が古くなると、チューニングメーターもちゃんと音を拾いきれなくなり、メーターの針が左右に振れ、いつまでも中心に止まらない。「メーターで合わせたから正確」などと過信してはいけない(笑)。

 弦がヘタってくると、一本弦でも音がゆれる。揺れる2本の弦をユニゾンに合わせることは難しい。揺れる同士がぶつかるのだから、当然だ。

ある人が、「その場合は、一本をプラス方向(#)、もう一本をマイナス方向(b)に合わせれば良い」「つまり、プラス➕マイナス=ゼロだ」と、訳の分からないことを言っていた(笑)。「んな訳ねーだろ!」と思ったので、やらせてみた。

 「これで良い」と言ったので、私は自分の耳で確かめた。案の定、ちっとも合ってなかった。私が合わせたほうがまだマシだった(笑)。

 弦が古くなってチューニングに苦労するくらいなら、新しい弦に替えた方が遥かによい。音はよく伸びるし、音程も安定する。なんとなく演奏もうまくなったような気がする。しかしこれは錯覚で、弦を新しくすれば演奏がよくなるというものではない。しかし、錯覚も大切だ。自分が勝手に「良い音だ」と思えば、聴く方も「良い演奏と受け取るに違いない」と一方的に期待する。二重の錯覚である。錯覚であろうとなんであろうと、自分が良いと思えばいいのだ。じゃなけりゃ、人前でなんか弾けるか!「へたくそだなあ」なんてつぶやきは、無視するに限るのだ(笑)。

 それでも、少しでも良い音で弾きたい。恥もできるだけ少なくしたい。

 ウクレレ教室発表会での演奏を頼まれたが、それに向けて弦を張り替える予定だ。最近ほとんど使用していないダブルを持参しようと考えている。シングルだとチューニングを変えるのが面倒だ。生意気にもフェンダーのStringMasterだ(エヘン!)。

 何年か前、人を介して手に入れた。大変古く、使用感もあった。塗装は剥げ、金属部分にはサビも出ていた。フレットボードなんかピックで削られたのか、フレットが消えていた。しかし音質は最高だ。私が弾くと、「まるでアー・シーみたい」とよく褒められた(嘘つけ?)。ま、これも錯覚です(笑)。