2008年07月30日

スチールギター再挑戦-そのきっかけから現在まで 31

 自分である程度納得できるアンプを選ぶことは、意外に難しい。

 ネットで調べれば、ぞろぞろと各メーカーのアンプが閲覧できる。しかし、自分で音を確かめる事はできない。楽器店に行けば、お店によってはそれなりの数のアンプが置いてある。だが、実際に試奏して音を出せればいいが、スチールギターではそれも難しい。

 シングル6弦タイプならまだしも、ダブルやトリプルとなるとその重さは半端ではないからだ。アンプの聴き比べをしたいと思っても、この重い楽器を担いで楽器店に行く気にはなれない。たぬきさんやtadaさんのペダルも同様だろう。

 たまたま「F」工房で弾かせてもらったPeaveyのアンプが強く印象に残り、買うならこれかなと、なんとなく決めていた。40年のブランクで、昔のアンプのことしか知らない。現在のアンプがどのように変わったのか皆目、見当もつかない。だからせめて自分で確かめることができたこのアンプなら、はずれることはないだろうと考えたのだ。

 ネットで調べてみると、思いのほか安い。この時点で3万円をすこし切っていた。昔、アンプは高価なものだった記憶があるので、「こんな価格であの程度の音がでるなら、御の字だ」と納得した。たかが練習で使うだけだから、TwinReverbやDeluxeReverbは贅沢だ・・・本当は欲しいけど(笑)。

 最も安い価格を提示している店に注文を出した。電話番号を確認すると、東京都内の番号だった。所が、約1週間後に届けられた商品の送り主を確認すると、なんと京都の住所になっていた。同業者同士が品物のやり取りをしているのだろうか?

 玄関までは宅配の者が運んでくれたが、部屋までは運んでくれない。なにしろ豪邸に住んでいるから、玄関から部屋までは遠いのだ。100mくらいあるかな(・・・ウソつけ!)。 必死の形相でなんとか部屋まで運んだ。それから、ダンボール箱から中身を取り出すのが、また大変。ダンボールといってもじつに頑丈で、四苦八苦した。

 お陰で高級材(?)を使ったフローリングが傷だらけになってしまった。もし、補修を頼んだら、アンプよりも高くなりそうだ。だからそのままにしてある(笑)。

 早速、音を出してみた。今のアンプはやたらにつまみ類が多いなと感じた。それらがどのような機能をもっているのか、まるで分らない。適当にいじくり回して音を出したが、いやに音が硬い。シャリンシャリンの音だ。バーをスライドさせると、シャーシャーと耳障り。トーンコントロールつまみを回して、高音を抑え、低音を上げた。すると今度は音がぼける。

 こりゃ、思うような音色にするのは大変だと思った。それにしても、「F」で耳にした音と随分違うような気がする。
posted by Boo! at 23:40| 東京 ☁| Comment(16) | 過去日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この続編が楽しみですねえ・・・。

こちとらは十数年前に2万円で買ったペダルを調整してもらったときにカノウプスで買った5万円のアンプです。

それも今になってエフェクターを数台買って遊んでいますから、ぜんぜん使いこなしていません。

もともとカントリー用の「EMMONNS」ですから、Booさんたちのような甘い音が出ないのはあたりまえですが、アンプやエフェクターを変えてなんとかBooさんたちのような音が出るようになればいいのですが(もっともアンプは買えないですが・・)と、自分の腕は考えずに馬鹿みたいなことをしています。

オフ会の時のBooさんやポールさんは良い音がでていましたね。
Posted by たぬき at 2008年07月31日 00:01
音といえば・・・
以前私が最初に買ったFender Japanのスチールをライオン先生のスタジオにもって行って弾いてもらったことがあります。
その時の感想・・・「えっ!!!これ私のスチール???!!!」
Posted by paul at 2008年07月31日 08:52
paul さん。

そうですね。
楽器やアンプではなく、やっぱり腕の問題ですね!
Posted by たぬき at 2008年07月31日 09:57
ピーヴィーのBANDIT112音はいい音がしますね。確かにつまみ類が多いです(今はこの程度は普通なんでしょうが)
アンプのつまみが多いと、私には使いこなせないです(個々のつまみが、どういう機能をしているのか、取説を読んでもよくわからないことが多いです)
私はポリトーンのミニブルートかメガブルートを使うことが多いですが、つまみは少ない方ですが、それでもあまり使いこなせません。単に機械音痴なだけなんでしょうが。
極端なことをいうと、個人的には、ボリューム・トーン・リバーブの3つのつまみがあるだけで、かつ、出力があるアンプが欲しいです。
Posted by ホッチキス8111 at 2008年08月01日 06:26
paulさん

 上手い人はどんな楽器でもそれなりの音を出します。しかしまた、上手い方ほど、楽器やアンプにこだわる面もあります。

 こだわるのはなにもプロだけではありません。我々素人だって、負けないほどこだわりますね。ただ、素人はいざ念願の道具をもってしまうと、そこで満足してしまうという傾向があるような気がします。そうならぬように、使いこなしたいものです。
Posted by Boo! at 2008年08月01日 08:55
たぬきさん

 楽器やアンプだけで音が決まるものではないことが、難しくしていますね。勿論、腕を上げることが一番であることは当然ですが。

 嫌な音の楽器やアンプでいくら練習しても、今ひとつ、集中できないかもしれませんから、ある程度の水準以上の音がでるもので弾きたいというのは、正直な気持ちです。

>Booさんやポールさんは良い音

 急に人の事を褒めてどうしたのですか(笑)? paulさんは分りますが・・・。
Posted by Boo! at 2008年08月01日 09:16
ホッチキスさん

 いまのアンプはエレキギターに対応したものがほとんどですから、いろいろなエフェクト音がだせるツマミが多いのでしょう。スチールギターにはまず必要のない歪み系が特に目立つような気がします。


>ボリューム・トーン・リバーブの3つのつまみ

 全く同感です。スチールギターは美しいクリーンな音や深みのあるリバーブ音が出れば充分です。そのような音を土台にした上で、あとは腕を磨くだけです。これがもっとも難しい(笑)。
Posted by Boo! at 2008年08月01日 09:26
自分の実力はよく分かってるので・・

今ちょっと試行錯誤していることがあります。フェンダーのスチールの右の方に(下のブリッジ?)二本のねじがありますが、皆さんどうやって調節しているのでしょう。

開放弦で合わせ、オクターブのハーモニクスで合わせ、12フレットにバーを置いて合わせる。7フレットでも・・・なかなか合わない。
プラスのねじ回しを差し込んで右左いろいろ回しています。
Posted by paul at 2008年08月01日 09:43
paulさん

 バーをフレットの真上に置いた時、実際の音よりも低かったり、高かったりということですか?

 厳密にはナットとブリッジ間の1/2の位置がオクターブ音になります。12フレット目ですね。そのまた1/2の位置、つまり5フレット目ですが、さらにオクターブ上の音になります(ハーモニックスで)。これが完璧に正しければ、バーをフレット上に置いても正しい音が出るはずですが、なかなかそうはいかないようです。

 バーを左よりに置いた方が合う、或いは右よりに置いたほうが合うということであれば、ナットとブリッジ間の距離が正しくないということになります。ただこれも程度問題で、極端なずれ以外はあまり神経質にならないほうが良いと思います。以前使っていたテスコのダブルはフレット間の真ん中近くに置かないと音程が合いませんでしたし、その後の有名国産の中古も似たり寄ったり。他人の使っているフェンダーでも完璧に合うものには出会った事がありません。現在使用しているトリプルも大差ありません。

 
 私も以前、paulさんと同様、気にしていたことがあって、あるプロの方に相談したことがあります。その方の言うには、「スチールギターのフレットなんて、あってないようなものだから、僕はあまり気にしません。判断するのはあくまでも自分の耳です」「フレットは目安程度に考えた方がいい」といわれ、以来、あまり気にしなくなりました。

 どうしても、ということであれば、つぎのようなチェック方法は如何でしょうか?

 一般的なチューニング、C6(またはC13)の場合、一番線は開放音E、2番線はC音ですから、2番線の4フレット上にバーを置いた音と1番線の開放音が同じになります。もし、4フレットよりも左より、つまり3フレット寄りに置いた方が正しいのであれば、ナットとブリッジ間の距離がすこし短いということになります。この場合は、ブリッジのネジを調節してこの距離を長くしてやります。ブリッジを右側にずらせるわけです。逆に右よりの方が合うのであれば、距離が長すぎるということですから、今度はブリッジを左にずらせます。

 ことわっておきますが、これで完璧になるわけではありません。かなり改善はされますが。その他の原因として、弦が古くなると、正しい音にならないようです。私はケチですから、そんなことにお構いなく、切れるまで使います(笑)。

 最終的には、プロの意見のように耳を頼りに弾くしかないと思います。

Posted by Boo! at 2008年08月02日 22:56
毎度、GUNUです。

オクターブの調整ですよね。

12Fのオクターブがとれていれば、さほど気にすることはないと思います。

大昔(?)、某レコード会社のディレクターから連絡があり、スチールを挿した楽曲のレコーディングに立ち会ったことがありました。
「ピッチが合わなくて、気持ち悪〜い」って言っておりました。
『気持ち悪いなら、シンセでサンプリングすれば?』って・・・・・。
スチールの場合、他のパートとのピッチは合わなくて当たり前だと思います。

スラーっぽい弾き方(音を持ち上げる)を多用する奏者には当て嵌まらないと思いますが、フレットの上に一発でバーを置く練習は必要だと思います。

スチールの場合、12Fのオクターブが合っていれば、良いと思いますよ。

スチール弦は、できる限り、張り替えてあげましょう!
弦のメーカーによっても、ピックアップとの相性(同じピックアップでも個体差がある)があります。色々なメーカーの弦を試されることをおすすめします。

私のメイン楽器はギターですが、頻繁に安〜い弦を張り替えています。
ウクレレも、ステージの5日〜1週間前に張り替えて、チューニングを安定させています。

私のスチールは、DX6ですが、ピックアップ(フロントとリア)の高さとバランスの調整は神経質にならない程度?(結構してるかなぁ)に調整しています。

DX6のスチールは、ピックアップ前後のバランス調整ができますよね。

ピックアップと弦の相性、スチールとアンプの相性、奏者と楽器の相性、楽器とスライド バーとの相性、スチールギターは、手古摺る楽器ですね。

ちなみに私は、オクターブ調整を適当にして、アーニーボールのバラ弦を張っています。

Posted by GUNU at 2008年08月02日 23:14
GUNUさん

 さすが、的確な意見です。

 一つ書き忘れましたが、ハーモニックスでどんなに正確にあわせたとしても、フレットボードに原因があると合いませんね。というか、このボードがほとんどアバウトなんですね。

 ギターの場合は、弦をフレット上に接触させて音を出すわけですから、フレットの正確さが求められます。しかし、スチールギターはバーがフレットを兼用しているようなものでしょう。フレットが正確だろうが、チューニングが正確無比だろうが、押さえたバーの位置が狂っていたら、すべて台無しです。これがスチールギターの難しい所以でしょう。その楽器のクセを掴むことによって、段々、音程を正確に取れるようになりますね。

 因みに、私は依然として音程の悪さで勝負しています(笑)。
Posted by Boo! at 2008年08月03日 00:51
Booさん

そうですね。
フレットボードに原因がある場合がありますよね。
スチールのフレットボードとは、真っ直ぐフレットに正対していなくて、ローポジションでは、斜め右上からフレットを見て、バーを置いているから、光の具合とかによって、微妙にズレることもあるのでしょう。

手グセで覚えるしかないと思います。

Booさんもギターを弾いていたから、ご理解頂けると思いますが、フレット間は手グセで覚えていると思います。ローポジションでは指が開いて、ハイポジションでは、指はあまり開きません。

スチールでも同じだと思います。

私の場合、ギターは、目を瞑っても弾けるのに、スチールは、なんで弾けないんだろう(笑)
Posted by GUNU at 2008年08月03日 07:24
GUNUさん

>手グセで覚える

 ギターは指の感触でフレット間の距離を感じることができます。ピアノも同じ感覚でしょう。だから、目を瞑っても弾けるし、盲目のピアニストも出現できるのでしょう。

 しかし、スチールギターはそうはいきませんね。指の感覚が通用するのは、ピックをはめた右手だけ、バーをもつ左手はそういう訳にはいきません。先述のプロの発言、「フレットはあってないようなもの・・」の通りですが、しかし、なければやはり困ります。フレットボードがなかったら、スローなメロはなんとか弾けても、アップテンポはお手上げになるでしょう。やはり目印がないと・・・。それを目安にして、あとは耳で修正するということでしょうね。
Posted by Boo! at 2008年08月03日 09:58
本当にありがとうございます。スチールを語るには避けて通れない道だったんですね。
ここ数日ねじ回し差しっぱなしでチューナーとにらめっこして、開放弦、12Fさらにはドレミファ・・・とやってみました。正確な位置の難しさを痛感しました。あとは上手くビブラートをかけてごまかす?練習ですね。
最後は耳ですかねぇ。神経質な楽器とみるかアバウトな楽器と見るかで気持ちが変わってきますね。私はアバウトな楽器と見ることにします。
Posted by paul okubo at 2008年08月04日 09:10
paulさん

 この件に関しては、総括として記事に書きます。長くなってしまうので・・・いつものこと?
Posted by Boo! at 2008年08月04日 21:00
paul okubo さん

生意気なことを言いますが、ビブラートをかけて、ごまかす練習だけは止めて下さい。
先のコメントにも記載したとおり、音を持ち上げて、音を決める方法を覚えてしまったら、つまらない音になってしまうし、音程が定まりません。

paul okubo さんのお考えと全く反します。
私の考えは、アバウトな楽器を神経質というか、丁寧に弾きたいと、常に実践に取り入れております。

Posted by GUNU at 2008年08月04日 23:13
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