2009年07月16日

「Sleeping Gypsy」 Michael Franks

M.Franks_1.jpg

 かなり昔のことになるが(20年以上前か)、M.フランクスの唄がFMラジオから流れてきた時、なんとも云えぬ気だるい声と甘い声に魅きこまれ、しばらくの間、ファンになった。

 一旦好きになると、その人の演奏や唄を徹底的に聴きまくるクセが私にはある。それまでに出ていたアルバム、その後に発売されたアルバムを買い集めた。だが残念なことに、飽きるのも早かった(笑)。

 今回紹介するアルバムは最初に買い求めたものだが、これが一番出来が良く、その他のものは、今ひとつ、食い足りない。

 M.フランクスについては、私自身、良く知らない所がある。元々は、ギターを弾きながら自作した歌を唄う、いわゆるシンガー・ソング・ライターだったらしい。その為かどうか、コード進行のパターンにバラエティさが欠けるように感じる。つまり、ワンー・パターンっぽくて、何曲か聴くと、飽きてしまうのだ。ジャズで良く使われるトゥー・ファイブ進行がやたらに多いので、本人、この進行がよほどお気に入りなのかもしれない。私の主観ですので、見当違いかもしれませんが・・・。

 全作品が彼のオリジナルだ。中でも、「The Lady Wants To Know」や「Antonio's Song」はかなりヒットしたし、他の歌手やプレーヤーによってカバーもされている。特に、「Antonio・・・」は今や、ボサノバの名曲にもなりつつある。この曲は私も大好きだ。

M.Franks_2.jpg


 共演しているミュージシャンたちが素晴らしい。Joe Sample(P),Wilton Felder(B),Larry Carlton(Gt),David Sanborn(As),Michael Brecker(Ts)etc.などだが、これらの名前を良く見ると、「ザ・クルセイダーズ」のメンバーが多い。言い換えると、フランクスがクルセイダーズにゲスト参加しているような印象さえ受ける。

 だから単調なコード進行でも彼らの手にかかれば、素晴らしい演奏になってしまうのだ。「Antonio・・・」でのサンプルのピアノ・ソロやサンボーンのアルト・ソロは名演だと思うし、「Lady wants・・・」でのブレッカーも見事だ(残念ながら亡くなってしまったなあ)。

 このアルバムは素晴らしいと思うが、その他の作品には聴くべきものが少ないのは残念なことだ。

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 CD盤。1976年録音。
posted by Boo! at 21:26| 東京 ☀| Comment(2) | JAZZはいかが? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
またまた聴いたことがないミュージシャンです。

Booさんは本当にいかもの食いですね(失礼)。
Posted by たぬき at 2009年07月16日 21:44
たぬきさん

>聴いたことがない


 それはたぬきさんの勉強不足だ(笑)。名前は知らなくとも、「Antonio・・・」は知っているはずです。サリナ・ジョンーズやローラ・フィジーも歌っています。

>いかもの食いですね(失礼)

 本当に、失礼だ! 
 それを云うなら、好奇心旺盛といって欲しい(笑)!
Posted by Boo! at 2009年07月16日 23:40
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