2010年03月21日

「五つの銅貨」 ダニー・ケイ、ルイ・アームストロング

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 いつもはジャズ・アルバムを紹介しているが、今回はジャズを素材にした心暖まる映画を取り上げたい。今や、私のお宝ビデオだ。

 1959年制作だから、51年も前の作品になる。私がこの映画を最初に観たのは大学生の時だった。ジャズに関心が高くなりつつあった頃だ。なんだか知らないけど、涙が止まらなかったことだけは憶えている。その後、この映画のことはすっかり忘れていたが、20何年か前にテレビで放映され、再び観るチャンスを得た。

 学生時代に観た記憶が蘇り、最初に受けた感動と全く変わらなかった。観終わった時は涙ボロボロだった。買ったばかりのビデオデッキに録画し、何回も繰り返し再生したのだが、CMが入るのが残念だった。

 それからしばらくして(20年位前か)、CDショップの棚にこの作品が置かれているのを見つけ、即、購入した。録画したものは日本語吹き替えだったので、やはり字幕スーパーによるオリジナル音声で観たかったのだ。

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 ストーリーは単純といえるかもしれない。でもそれが却って、観る者の心にストレートに入り込む。一人のミュージシャンの栄光と挫折、そして奇跡的なカムバック。小児マヒの愛娘に対する絶望感と父としての愛情、といった喜怒哀楽の筋書きが展開されて行く。

 実在だったミュージシャン(レッド・ニコルズ)の物語だから、ジャズの歌や演奏がふんだんに盛り込まれている。なかでも、L.アームストロングの存在感はさすがだ。

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 ビデオ作品を手に入れてから、一体、何回観ただろう。恥かしながら、観るたびに涙が出る。特にラスト・シーンは感動的だ。
 
 ビデオだと、いつ再生が駄目になるか心配だ。その為、数年前から、DVD盤を探しているのだが、今もって見つからない。と書きながら、念のため、つい最近ネット検索した。なんと「見つけた!」と、喜んだのも束の間、ぬか喜びに終った。それは、アメリカからの輸入盤だった。ということは、日本語字幕スーパーではないだろうし、勿論、吹き替えでもないに違いない。価格も5000円近くもしていた。よく500円程度で、古い名作映画のDVDが売られているが、この作品も安く売ってくれないだろうか?すぐに買うのだけどなあ・・・。しかたない、なるべく早くデジタル化し、DVDに焼こう。

 音楽、とりわけジャズが好きな方には是非観ていただきたい。ですから、中身をあまり書きませんでした。


 1959年作品。VHSビデオ。ダニー・ケイ、ルイ・アームストロング、ボブ・クロスビーetc.

posted by Boo! at 11:37| 東京 ☁| Comment(4) | JAZZはいかが? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
懐かしい映画ですね。内容は良く覚えていませんが、ダニー・ケイの名演とfive peniesの歌とコルネットの音が印象的だったのを覚えています。

グレンミラー物語もありました。たしか、ルイやジーンクルーパーや当時生存していたジャズマンが出演していました。ミラーが飛行機事故で死亡した直後、楽団がBBC放送で演奏し、ミラーの音楽は人の心に残っていくのだと云うような趣旨をアナウサーが云っていたような記憶があります。確かに、音楽と云うのは、それを愛する人の心に残るものですね。
Posted by きぃばつ at 2010年03月21日 22:41
きぃばつさん

 良い映画は何度観てもいいものです。場面を思い出しただけで、じーんときてしまいます。映画を観て、涙が止まらなかったのは、この「五つの銅貨」とヘレン・ケラー女史の自伝的映画「奇跡の人」ですね。女房がワンワン泣いても、私はまず泣きませんが、この二本だけは駄目です(笑)。

>グレンミラー物語

 昔はミュージシャンにスポットを当てた映画が結構多いですね。他にも、「ベニー・グッドマン物語」がありましたし、ナット・キング・コールもあったはずです。古いところでは、ピアニストのエディー・デューチンを描いた「愛情物語」も良かったし、作曲家コール・ポーターの伝記映画「夜も昼も」なんかも思い出します。

 比較的新しい映画では、チャーリー・パーカーを描いた「バード」がありますが、今ひとつぴんときませんでした。
Posted by Boo! at 2010年03月22日 00:39
娘の配役がチューズデイ・ウエルドだったかな?
可愛かったですね。
Posted by たぬき at 2010年03月22日 11:04
たぬきさん

>娘の配役

 そうなんです。よく憶えてますね。ただし、チューズデイ・ウエルドは少女になってからの役です。幼女時代(6才)の役はスーザン・ゴードンとなっています。

 そういえば、面白いシーンがあります。仕事の為、仕方なく各国の民俗音楽を演奏するところがありますが、ハワイアンが出てくるのですね。スチールギター奏者が演奏するのですが、もしかすると、サム・コキか?と・・・。奏法もそんな感じです。司会者が「サムと**アイランダース」と紹介しているし・・・。実際はどうなんでしょうかね?

 主題歌を聴いただけで、グッときます(笑)。
Posted by Boo! at 2010年03月22日 18:51
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