2010年10月12日

ビデオ・キャプチャー

 以前、たまりにたまったビデオテープの整理に頭を痛めていると書いたことがあった。ビデオに限らず、アナログレコード、カセットテープ、あるいは年代もののオープンテープも同じく悩みの種だった。この中で、オープンテープはほぼ全てデジタル化した。しかし、カセットテープは未だ手つかず状態だ。

 レコードのデジタル化も検討したけど、アナログレコードの音の魅力も捨てがたいので、ターンテーブルが壊れるまではレコード再生にこだわりたい。回転するレコード面にスポットライトを当て、針を下ろし、やがてプチプチ音と共に流れてくる音には何ともいえない安らぎ感がある。

 現在、若者の間で、アナログレコードの音が見直されていると聞く。嬉しいことではあるけど、果たしていつまで続いてくれるのか・・・。正直云って、良い音でレコード再生するには、時間、根気、お金がかかるからだ。

 大分前に、親戚の中学生や高校生の甥っ子たちが大挙して我家に遊びに来た。沢山いる親類の中で、私の存在は「いろいろと面白いレコードや機材を持っているおじさん」として有名らしい(笑)。

 彼らは、レコードなんか知らないし、聴いたこともないという世代だ。音楽といったらCDだし、最近のデジタルプレーヤーで聴くものだと思っている。レコードジャケットを手にとっては「いいなあ」、レコードプレーヤーのターンテーブルを覗いては「格好いいなあ」、カートリッジを見て「こんなんで音が出るのか?」と驚いていた。こんなことで驚く彼らの様子を見て、こちらが驚く(笑)。

 「早く聴かせてください」とせがむので、録音状態の良いレコードを選んで聴かせた。「レコードって、こんな良い音がするんですか?」と感動していた。CDの手軽さにはかなわないけど、「手間暇かければ、これだけの音がでるんだぞ」と言いたかった。

 レコードはともかく、問題はビデオ映像だ。20年以上にも亘って録りためたテープが何百本とある。さらに、手元に置きたかった貴重な市販の音楽ビデオや映画ビデオもかなりな数がある。これらをなんとかしないと、早晩、再生できなくなる恐れが出てきた。ビデオ・デッキが正常に動いてくれるうちはいいけど、いつ壊れるか分からない状況になってきた。20年近く使っている古いデッキだからだ。一度、修理したとはいえ、素晴らしい耐久性だ。さすが「メイド・イン・ジャパン」だ。

 以前はほとんど私が録画していたが、数年前からは妻が独占的に使用している。「**才の手習い」で始めたテニスに夢中になり、それに関連する番組を片っ端から録画しているからだ。一度、「ビデオの色がおかしい。壊れたようだよ」というので画面を観ると、確かに変な色で映像もチカチカとして安定しない。「ついに寿命かなあ・・」と覚悟した。だが、今さら新しいデッキを購入する気持ちにはなれなかった。「どうしたものか・・・」と迷った。なによりも、膨大な数のテープがこのままではゴミ化してしまう。「ダメで元々」と、試しに入力・出力のピンジャックを研磨剤で磨くことを思いついた。長年のツケで、金属部分は汚れが付着し、完全に光沢を失っていた。布に研磨剤をつけ、丁寧にふき取ると、ピカピカとした輝きを取り戻した。そして再接続し、再生した。

 なんと見違えるように綺麗な画面になった。故障ではなかったのだ。あわてて修理に出さなくてよかった。

 これを機に、どうしても残したい映像を優先的にデジタル化しようと、一大決心をした。

 ご存じように、アナログ映像をデジタル化するにはキャプチャーできる機器が必要だ。これには「ハードウェア・エンコーダー」と「ソフトウェア・エンコーダー」の2種類がある。安定性からいうと、「ハードウェア」タイプが良い。しかし、これはまだ非力だったCPU時代の話で、高性能マシンが当たり前の現在であれば、「ソフトウェア」タイプでもなんら問題ないはずだ。しかも、価格も安い。

 そこで、バッファローから出ている「USB接続MPEGキャプチャー」を購入した。たまたま日替わりサービス品だったので、たったの2、980円だった。

 使い方がよく分からず、最初はあれこれと設定を変えてはその違いを確認した。ビットレートを変えながら、1分くらいキャプチャーしては再生し、その画質を見比べた。何度か繰り返すうちに、コツが呑み込め、いよいよ本格的に取り込み開始した。

 映画だと大体2時間くらいの長さだし、音楽は60分間程度が多い。その間、ポケーと眺めてもしょうがないので、スチールギターの練習時間に当てたり(?)、他の作業して時間を有効に使っている。PCにとり込み、HDDに保存するだけだから、慣れると簡単だ。思っていた以上にはかどっている。

 取り込んだ映像をDVD化することも考えていたが、もともとの映像がVHS(SVHS)だから、画像が粗い。大型テレビで鑑賞するにはいささか辛い。そこで、発想を変え、PC画面で観ることを前提にしたのだ。これは正解だった。PC作業している時に、ちょっと気晴らしにいつでも好きな映像を観ることができるからだ。それにすべての映像がHDDに収まってしまうので場所も取らない。

 1週間で20本ほどのテープをデジタル化した。このペースで進めば、半年ほどで終わるかもしれない。

 早くも、お宝映像が出てきたので、その内、皆さんにも公開するかもしれません。
posted by Boo! at 22:12| 東京 ☁| Comment(0) | 音楽以外の関心ごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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