2011年10月06日

South Sea Island Magic





 久しぶりのYouTube映像です。あまりにも久しぶりでアップの方法を忘れてしまった(笑)。


 ブログを始めた頃にも書いた記憶があるが、スチールギター再開のきっかけを作ってくれたのは、カーラジオから流れてきたジュールス・アー・シーの演奏だった。学生時代に初めて聴いた彼の「South Sea Island・・・」には感動したものだが、40年後に再び新たな感動を覚えた。

 当時はバッキー調一直線。脇目も振らず(?)、バッキーさんのフレーズを追いかけた。

 ある時、先輩が貸してくれたレコードを聴いて、日本のハワイアン・バンドとは明らかに異なるサウンドに耳が立ってしまった。特に「South Sea・・・」は、余りの美しい演奏に痺れてしまい、何度も聴いた。

 ジャケットの解説から、弾いているのはJ.アー・シーというプレーヤーであることが分かった。当時の「ハワイ・コールズ」の花形プレーヤーだった。

 自分でも弾きたくて、一応、レパートリーに加えた。しかし、どう真似を試みても、あのようなサウンドは出ない。そりゃ、そうだ。私のチューニングはバッキー調だからAmだ。いくらバーを曲げようと、アー・シーのような美しい和音は出ない。仕方なく、ほとんど単音で弾くしかなかった。

 そんな思い出のある曲を演奏している映像だ。

 オーケストラと共演している。かなり古い映像らしく、戦前のもののようだ。

 第一印象は、「エライ速く弾いているなあ」だった。つい、ア−・シーと比較してしまうからだろう。私はやはり、ゆっくりしたテンポのものがいい。

 しかし原曲は、実は速いテンポだったのかもしれない。このような例は珍しくないからだ。

 例えば、ジャズのライオネル・ハンプトン(Vib)の名アルバムで、「Star Dust」を弾いてるのがある。まるで、スウィングのようなテンポで弾いている。これが後年、ナット・キング・コールがしっとりとしたバラードで唄って、大ヒットさせた。もしアップテンポで唄ったら、あのような世界的ヒットにはならなかったろうと考える。

 曲のイメージもテンポによってがらりと変わるから、適当に設定してはいけないのかもしれない。

 そういえば、「Sand」もいろいろなテンポによる演奏がある。


 ところで、ここで弾いているプレーヤーは誰だろう?

 最初、音だけ聴いた時は「サム・コキかな?」と思った。どうやら違うようだ。

 いくつかのコメントにも、「アルビノ・レイだ」とか、「Lew Greenだ」と意見が分かれている。

 私はA.レイではないと思う。この人はペダル奏者だし、ルックスも違うように見える。

 もう一人の「Lew Green」というプレーヤーには全く心当たりがない。スチールギター奏者の人名帳で調べてみても、載っていなかった。

 しかしお一人の方が詳しく書いていて、共演のオーケストラ名(Grofe Orchestra)や収録時期(1936-1937年頃)、使用アンプ(Epiphone amp)などを明らかにしていた。ここまで具体的だと、Lew Greenが正しいと思われる。

 こういうことはMATTさんが詳しいから、教えてくれるかも?

 最後に、アー・シー極め付きの演奏も併せてアップします(ただし途中まで)。比較して聴くのも面白いでしょう。


posted by Boo! at 22:43| 東京 ☁| Comment(10) | 特選「YouTube」映像 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
誰だかわかりませんねえ。

MATTさん、出番ですよ!
Posted by たぬき at 2011年10月06日 23:37
たぬきさん

 今さら、誰でもいいのですがね・・・(笑)。

 むしろ私が注目したのは、かれの右手です。弦から完全に離れています。パームでのミュートをしていないようです。
Posted by Boo! at 2011年10月07日 23:04
この様な演奏を見ると(聴くではなく)いやになりますね。!
自然に手が動いているんですものね。
自分はほんとに足元にも及ばない(じゃない、手元に及ばない)。
Posted by 阿羅漢 at 2011年10月08日 16:15
このような演奏を見ると(聴くとではありません。)いやになります。
手が自然に動いているんですね。
自分なんかは足元(手元)にも及びません。
Posted by 阿羅漢 at 2011年10月08日 16:57
阿羅漢さん

>いやになりますね

 二度も書かないように・・・いやになります(笑)。


>自然に手が動いている

 そう、まるで私が弾いているかのようです。頭で考えるよりも、自然に手が動いてしまい、「俺は一体何を弾いてるんだっけ!」状態もしばしばです(悲)。
Posted by Boo! at 2011年10月08日 20:23
このようなバンドをバックに弾くと、単音でボリュームを大きくしないとバックに負けてしまいそうですね。アーシーのように、音の強弱や和音推移の美しさを出すには向かないと思いました。慣れ親しんだためかテンポもスローの方がいいですね。
Stardustで思い出しましたが、最初スローで入り、その後倍テンポでバイブが弾きまくっているのがありましたが、それがライオネル・ハンプトンだったかも知れません。バッキーさんがそれを真似したか否かわかりませんが、同じ構成でアドリブを展開しているライブ録音が私のお気に入りです。確かにテンポにより曲のイメージが変わってきます。
Posted by きぃばつ at 2011年10月09日 20:17
>頭で考えるよりも、自然に手が動いてしまい、「俺は一体何を弾いてるんだっけ!」状態

さすが達人の領域です!
Posted by きぃばつ at 2011年10月09日 20:22
きぃばつさん

>ボリュームを大きくしないと

 特にピアノがうるさいと感じます。2台も必要ねーじゃん、と・・・(笑)。

 バッキーさんは遊び心がありましたから、演奏にも色々な手法を取り入れてました。

>達人

 そーすか?
 「達人」は「たつじん」でも、どちらかと云うと腹立つ人で、「腹立人」です。自分に腹を立てるんですが・・・。
Posted by Boo! at 2011年10月09日 21:56
やたらと右手を上に上げてますね。
ビジュアル的に必要だったのでしょうか?
アンプもアップで写ってましたね。珍しかったのでしょうか?
Posted by paul okubo at 2011年10月11日 09:58
paulさん

>やたらと右手を

 そうですね(笑)。少しでも注目させたいということでしょうか?

>アンプ

 1930年代では、相当に珍しかったでしょうね。

 それにしても、よくこのような映像が残っていたものです。
Posted by Boo! at 2011年10月11日 23:05
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