2014年05月29日

京都・奈良 6

 いつの間にか、京都・奈良旅行が遠い記憶になってしまった(悲)。「そんなこともあったなあ」だ。

 それでも、断片になりつつある記憶を寄せ集め、何とか完結にまでもっていきたい。でないと、気持ち悪くてしょうがない(笑)。断わっておきますが、旅行ガイドとしてはなにも役に立ちません。

 二日目は奈良だったが、三日目は再び京都観光だ。京都巡りというと、大抵有名コースに決まってしまう。「清水寺」「平安神宮」「二条城」「金閣寺」「銀閣寺」などが代表的だが、他にも有名スポットが沢山ある。ツアーで一気に周るならまだしも、自由な個人旅行ではとても2,3日で周り切れるものではない。

 今回は、歩き回ることに主眼を置いていたから、やはり郊外に足を延ばそうとなった。となると、洛北の「鞍馬」「貴船」方面か、「嵯峨野」方面となる。どちらも何度か行ったことがある。特に、嵯峨野一帯は変化に富み、飽きることがない。

 そこで今回も、嵯峨野を周ることにした。

 京都駅前から直通のバスがあるし、地下鉄やJR線で行くこともできる。面倒のないバスを考えたが、丁度朝の渋滞ラッシュ時間に当たるので、JRで行った。「山陰本線」に乗り、「嵯峨嵐山駅」で下車だ。歩くコースは決めてなかったが、地図を眺めれば、おのずとコースが頭に描かれる。

 駅から1Kmほど歩くと、「天龍寺」だ。素晴らしい庭園で有名だ。なんと、700年前の風景とほぼ同じだという。本当に美しい。さすがに拝観する人が多く、列を作りながら歩いた。

 ここでも外国人旅行客が多く、騒がしい。静かに風景を楽しむことをしない。建物内をドタバタと大きな足音を出して歩くし、他の方の通行を邪魔して、いつまでも通路を塞ぐ。

 韓国から来たと思われる若い男女の二人連れが特に目についた。男性が恋人(それとも若妻か)の写真を撮るのはいいが、いろいろなポーズを取らせては、バシャバシャとシャッターを押す。こちらが立ち止って撮り終えるのを待っているのに、全く意に介さず、いつまでも撮り続ける。我々だったら、待たせるのは申し訳ないと思うからつい焦ってシャッターを押すか、先に通ってもらうかする。

 場所を移動するたびに、何度も彼らと出くわすので、「またかよ!」と舌打ちした。

 あまり人が入ってこない、良い場所を見つけたと思ったら、またまた彼らがいた。こんどは男性がキョロキョロと見回している。我々に目を向けると、すぐに近寄ってきた。自分のカメラを首から外し、私に差し出した。片言の英語で、「シャッターを押してください」と言った。つまり、彼女との2ショットを撮って欲しいらしい。

 「OK!」といいながらカメラを受け取り、シャッターを押した。立派な一眼カメラだった。「Thank You」と言ってこちらに来ようとしたので、「もう一枚」と人差し指で合図し、再びシャッターを切った。

 実は意地悪して、一枚目は彼を外して、彼女だけを撮ったのだ(笑)。あとで、「あの日本人め」と恨まれても困るから、もう一枚撮ったのだ。それにしても、彼女は超美人だったなあ。

 こんなことがきっかけとなり、彼らは我々を見つけるとニコニコと笑顔を向けてきた。すると不思議なもので、相変わらず通行を邪魔されても、腹が立たなくなった。

 人間関係なんて、ちょっとしたことで、良くも悪くもなるものだ。
posted by Boo! at 22:25| 東京 ☀| Comment(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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