2016年05月08日

超稀少盤?

 ゴールデンウィークも今日で終わりだ。まさか今日になって出かける方もいないとは思うけど(笑)。

 若い頃は、「出掛けなきゃソン」とばかり、無理やり予定を立てたものだけど、今では「豪華」な我家でゆっくりくつろいだ方が良い。日頃の厳しい(?)仕事から開放され、「豪華」なオーディオセットで音楽を聴くもよし、或いは「豪華」な食事をしながら妻と語らうもよし(?)。先日「BookOff」で購入した高価な文庫本を読むのも「豪華」だ・・・どこが?

 大量のCDとアナログレコードのHDDへの保存が完了し、「やれやれ」とホッとしたら、知人から数百枚のCDを頂いてしまった。いずれこれらもHDDに移行・保存するつもりだけど、まだやる気が起きない。その前に、「頂いたCDの内容を確認しよう」と、ダンボール箱から1枚1枚手に取って調べた。すでに私が持っていれば、保存する必要はないし、その分手間が省ける。

 ジャズアルバムが多いのは良かったけど、かなり私も持っている。それよりも、ハワイアンアルバムに珍しいものが多く、しかも、聞いたこともないアーチスト名が大半だ。そんな中で、興味をそそられるジャケット写真があった。スチールギター数本が並んだ写真で、どれもフライパンスチールだ。実はフライパンが欲しくて、物色した時期があった。しかし、「何台も持ってもしょうがない」と諦めた楽器だ。

SteelGT.JPG


 ジャケットを取り出し、収録曲を確認すると、「sand」や「how d’ya do」など、私好みの曲が多い。プレイヤー名は「Gero・・・」とあり、なんだかインディアンみたいだ(笑)。彼自身が記したらしい解説文によれば、法律学校の学生時代にスチールギターを知り、Sol Hoopi’iやSam Koki等のレコードを集め、聴くようになる。やがてBarney IsaacsやJerry Byrdの演奏に惹かれ、特にJerryの演奏するホテルに通い続け、ついには彼の生徒になることを承諾させたらしい。なかなか強引で熱心な姿勢が伝わってくる(笑)。Jerryに師事したとあれば、もうそれだけで充分期待できる。

 興味津々、再生してみた。1曲目からいきなり「How D’ya do」だ。やはり、Jerry Byrdの影響か、同じイントロを使っている。YouTubeに投稿された映像でも、ほとんどがJerryスタイルで演奏するけど、私個人的にはやはりジュールス・アー・シーが最高だと思っている。今では知る方がいないのか、アー・シー・スタイルにはお目にかかれない。聴き進むと、「なんだか変だな」と感じる。Jerryらしくは弾いているけど、どうも不完全、消化不良の感が否めないのだ。すぐに原因が分かった。この人、コード進行が怪しい。自分独自のアレンジで弾くのならまあ無視できるけど、Jerryスタイルを踏襲しているとあっては、許せない。「ジェリーがこんなコード進行で弾くわけないだろ!」とSPに向かって叫んだ(笑)。さらに曲が進み、「Sand」だ。当然、これもジェリースタイルだ(ちなみに、私はアー・シーの方が好み)。イントロもジェリー・ファンの方ならみんな知っているであろうフレーズだ。だがここでもおかしなコードを付けている。「本当にジェリーの教えを受けたのか?」と疑いだした。ここまで来ると期待外れで、もうあまり聴く気が無くなった。

 だが「Hot Wind」という曲名が目に入った。カッコして「Neppu」とある。「ん?ひょっとしてかの有名な熱風のことか?」「まさかなあ・・・」とは思ったけど、一応聴いてみることにした。

 もう期待はしなかったけど、やはりコケた(笑)。間違いなく「熱風」もどきだ。この曲はオッパチさんの演奏で有名だ。オッパチ・ファンであれば、競ってコピーする。やさしそうで、実は難しい。アップテンポなので、ピッキングが大変だ。途中には3/4の変拍子も入る。変拍子を意識させることなく、流れるように弾かないとドン臭い演奏になってしまう。

 Geroさんの演奏はまさにその欠点むき出しの演奏だ(笑)。速いピッキングに指が追い付かず、もつれる。リズム陣も不安定。まるでアマチュアが弾いているようだ。解説を確認したら、スチールギターだけでなく、ウクレレ、ギター、ベースと、すべて一人でこなしているそうだ。それは結構なことだけど、どの楽器も不完全では、「一人**役」と自慢してもしょうがないと思うなあ・・・。

 「これは自主制作かな?それなら文句はいわないが・・・」「もし正式な販売盤だったらとんでもない代物だ」と思った。知人はどのようなルートで手に入れたのだろう?「Made In USA, CA」と記されているけど・・・。

 ま、皆さんの手に入るとは思いませんが、もしお店で見かけても決して購入しないようにご忠告します(笑)。

 しかし、考えようによってはこのようなC級、D級盤は珍しいので、超希少盤になるかもしれません(笑)。ましてや、アメリカ人プレーヤーが「熱風」を弾くなんて、超意外だ。


 なんだかひどいことを書いてしまったので(他意はありません。ごめんなさい)、フルネームは明かさず、一部文字を消した画像をアップしました。
posted by Boo! at 23:31| 東京 ☀| Comment(5) | ハワイアン音楽・楽器関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
”熱風”ですか、小生も猛練習中、但し流れるようには行きません。
糞詰まり、時々下剤状態のような状況です。
Posted by 阿羅漢 at 2016年05月11日 06:39
お、オフ会の「目玉」ですね!
楽しみです。

でも伴奏が無事に付いて行けるかが心配!
Posted by MATT at 2016年05月11日 08:17
オフ会の目玉ではなく、厄介者です!。
基本が無いのに、こんな難曲!。

車で行ったら無免許、スピード違反、信号無視ですね(即逮捕です)。
Posted by 阿羅漢 at 2016年05月11日 10:32
そんなにテンポが速いのでは伴奏が追い付かないかもしれませんね。
Boo!さんのようにカラオケを頼ったほうがよいかもしれませんね。
Posted by Matt at 2016年05月11日 20:52
MATTさん、
無免許   = 基礎なしのへたくそ。
スピード違反 = リズム音痴。
信号無視  = 音程不安定。
です。
カラオケでやったら、間違いなく ノロ (嘔吐)です。
Posted by 阿羅漢 at 2016年05月12日 09:17
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