2016年11月12日

今になって…(恥?)

 余り使ってなかったWネックのスチールギターを引っ張り出した。

 以前はこればかりを弾いていたが、弦が古くなり、酷い音になった。古くなったらさっさと弦交換すればいいのだけど、つい面倒臭くて、まだ張り替えて間もないトリプルに代えてしまった。

 確かに弦交換は面倒だ。8弦Wだと16本、トリプルになると24本も交換する。古い弦を外すだけでも大変だ。だから多少音が悪くなっても、つい我慢してしまう。

 だが今度はトリプルの弦が傷んできた。我慢の限度を超えるほどひどくなったので、弦交換をすることにした。しかし24本は気が重い。そこでWを引っ張りだした。16本なら8本も少ない。ここは少しでも楽したいから、トリプルにはお引き取り願って(笑)、Wの再登場となった。

 元々古かったWを数年前に手に入れた。色々調べたら1956〜1957年頃に製造されたものらしい。まさにビンテージだ。弾く私もビンテージ?ボディのあちこちに傷はあるし、金属部分は錆びていた。塗装も一度塗り直した形跡があった。

 学生時代、アマチュア奏者にとっては憧れの機種だった。当時使っていた国産のスチールギターとは余りの音の違いにショックを受けた。しかし貧乏学生には到底手の届かぬ高嶺の花だった。

 当時はバッキー調命といえるほど、バッキーさんを追いかけた。しかし足の短いバッキーさんなのに(笑)、逃げ足が速く、追い付けなかった(悲)。卒業と同時にスチールギターとは縁が切れ、二度と弾くことはあるまいと思っていたのに、ひょんなきっかけから再び触れるようになった。再開後は一転してアーシーやJ.バードを参考するようになった。以前の6弦のAmチューニングから、8弦のC13やB11に変更した。バッキースタイルで軽快にアドリブする魅力も捨てがたかったが、新鮮な気持ちで和音奏法を追いかけたくなったからだ。

 久しぶりに出したWはやはり汚かった(悲)。弦は黒ずんでいた。全弦取り外し、まずはクリーン作業だ。狭い隙間は楊枝や綿棒を使って掻き出す。綿棒には真っ黒な綿ホコリがびっくりするほど付いた。余り綺麗にはならないが、それでもボディ全体を布で磨いた。気分的には清々しくなった(?)。

 買い置きしておいた新しい弦を出し、張弦にかかる。弦の取替えで苦労するのは、ペグ回しだろう。何度も回すと指が痛くなる。しかも16本もあるから、苦痛だ。だが最近は、ワインダーという便利な道具が売られている。これを使えばかなり負担が軽くなる。というか、これがなかったら交換などしたくないほどだ。しかも一気に巻けるので、見た目にも綺麗に巻ける。

 所が、1ネックを終える近くになって、ワインダーの調子がおかしくなり始めた。回転する部分のネジが緩み、外れやすくなった。その都度、ネジをしめ直す。2ネック目に取りかかるとさらに悪くなり、頻繁に外れる。ワインダーの本体はプラスチック製だから、ペグを回す力に段々耐えられなくなったのかもしれない。「なんとか全弦張り終えるまで耐えてくれ」と祈りながら、作業を続けた。さすがに最後の1本になったらネジ穴がバカになり、使用不可能になった。残り1本で良かった。

 新しい弦はチューニングしてもすぐに狂う。何度か調整を繰り返し、試し弾きした。

 1ネックづつ確認した。2,3曲弾いては音を確かめる。ウーム、さすが新しい弦は音がよく伸びる。特に低音の伸びが気持ち良い。まるでアーシーになり代わったみたいだ(笑)。

 次にもう一つのネックに移った。このネックは一番良く使う。だが変だ。音がキンキンするし、痩せた音だ。音質を変えようとトーンコントロールを回した。柔らかくはなったが、こんな音ではなかった。ただ柔らかいだけではだめなのだ。芯のある太い音がほしい。余り回すとふやけたボケた音になるから、調整にも限界がある。

「おかしいな」と思いながら、先程確認した別ネックを弾いてみたら、やはり音が全然違う。各ネックにピックアップが装着されているので、「ピックアップの一つが駄目になったか?」と心配になった。

 我慢できる程度なら良いが、これでは使えない。修理できそうな人物を何人か思い浮かべた。まず阿羅漢さんだった。しかし良い部品は片っ端から取り去ることで有名だし、修理代もぼったくるから頼めない。

 接触不良も疑い、あれこれ触るが全く変化なしだ。

 ブリッジの側に丸いツマミがある。普段は上にカバーを装着しているからあまり見ることはないし、下手すると気がつかない。私は気がついてはいたけど、それは弦のビビりを防止するためのものだと勝手に思っていた。Eベースでも、1,2弦はペグの近くにそのような丸いツマミがついている。ツマミの下を通すように弦を張る。

 何気なくそのツマミに目が行き、触れた。ベースのツマミと違ってそれは指で回る。弦を押えるために高さを調節するのだろうと思った。グルグル回した。だがいくら回しても弦を押えているようにはみえない。「なんじゃ、これは?」と不思議なツマミに思えた。

 ほとんどあきらめかけ、もう一度音を出した。あら不思議!先程までのキンキン音とは異なり、迫力ある、しかもまろやかな音に化けていたのだ。

 ここでやっと気がついた。弦を押えるツマミと思っていたが、これは第二のトーンコントロールだったのだ。これで基本的な音色を決め、あとはボリュームツマミの隣にあるトーンコントロールで微調整するのだと、今頃になって気がついた(恥)。

 試しにツマミを回しながら音の変化を確認したら劇的に変わる。最初のキンキン音も簡単に再現できた。「こんな大事なツマミだったのか・・・。なぜ気づきにくくしているのだろう」と、メーカーの考えが分からない。もっとも新品を買えば、多分説明書には書かれていたに違いない。
  
 作業中、無意識につまみを回してしまったことで、音色が変わったのだろう。勉強にはなったけど、弦交換しなかったら、あるいは音色の激変に気がつかなかったら、多分いつまでも弦押えと思い続けたに違いない。

 ま、知らないということはこんなものだ。でも私以外でも気がついていない方は多いのではなかろうか?




2016年10月13日

錯覚?

 不真面目な練習しかしない私ですが、それでもある時を境に、 音が悪くなったなあと感じることがある。勿論、腕の悪いのが一番ですが、それだけではないようだ(なに、それだけ?)。

 弦が古くなって音の伸びが悪くなり、チューニングも不正確になるからだ。伸びだけでなく、和音も濁り、汚くなる。

 ユニゾンを耳で合わせる時、2本の弦の音がピーンと真っ直ぐに聴こえればよい。少しでもずれるとトレモロのように聴こえる。トレモロがなくなるようにすればいいだけだから、簡単そうだけど、コツもあって、意外に難しい。チューニングメーターに頼るのが最近の流れですが、ユニゾンくらい自分の耳で合わせる訓練をしたほうが良いと考える。何事も頼りすぎると感能力が落ちる。

 例えば、奥さんばかりに頼った旦那が突然一人にされると、おかず一つ作れず右往左往。悲惨なケースになると、飢え死にする。たぬきさんなんか典型的な予備軍だ。3回くらい栄養失調になったらしい。悪運が強いので、まだ生き残っている(笑)。その点、阿羅漢さんは自分で料理ができるからまだ救われる。でも、賞味期限を守るどころか、すっかり腐ったものでも平気で料理に使うので、年中腹を壊している。

 あ、弦の話だった。弦が古くなると、チューニングメーターもちゃんと音を拾いきれなくなり、メーターの針が左右に振れ、いつまでも中心に止まらない。「メーターで合わせたから正確」などと過信してはいけない(笑)。

 弦がヘタってくると、一本弦でも音がゆれる。揺れる2本の弦をユニゾンに合わせることは難しい。揺れる同士がぶつかるのだから、当然だ。

ある人が、「その場合は、一本をプラス方向(#)、もう一本をマイナス方向(b)に合わせれば良い」「つまり、プラス➕マイナス=ゼロだ」と、訳の分からないことを言っていた(笑)。「んな訳ねーだろ!」と思ったので、やらせてみた。

 「これで良い」と言ったので、私は自分の耳で確かめた。案の定、ちっとも合ってなかった。私が合わせたほうがまだマシだった(笑)。

 弦が古くなってチューニングに苦労するくらいなら、新しい弦に替えた方が遥かによい。音はよく伸びるし、音程も安定する。なんとなく演奏もうまくなったような気がする。しかしこれは錯覚で、弦を新しくすれば演奏がよくなるというものではない。しかし、錯覚も大切だ。自分が勝手に「良い音だ」と思えば、聴く方も「良い演奏と受け取るに違いない」と一方的に期待する。二重の錯覚である。錯覚であろうとなんであろうと、自分が良いと思えばいいのだ。じゃなけりゃ、人前でなんか弾けるか!「へたくそだなあ」なんてつぶやきは、無視するに限るのだ(笑)。

 それでも、少しでも良い音で弾きたい。恥もできるだけ少なくしたい。

 ウクレレ教室発表会での演奏を頼まれたが、それに向けて弦を張り替える予定だ。最近ほとんど使用していないダブルを持参しようと考えている。シングルだとチューニングを変えるのが面倒だ。生意気にもフェンダーのStringMasterだ(エヘン!)。

 何年か前、人を介して手に入れた。大変古く、使用感もあった。塗装は剥げ、金属部分にはサビも出ていた。フレットボードなんかピックで削られたのか、フレットが消えていた。しかし音質は最高だ。私が弾くと、「まるでアー・シーみたい」とよく褒められた(嘘つけ?)。ま、これも錯覚です(笑)。


2016年08月29日

オフ会 2

 paulさん、MATTさんと続いて私の番だ。本当は、スチールを弾くよりも、最近の練習不足を誤魔化すためにpaulさんの伴奏に徹したかった。と言いながら一応楽器は持参した(笑)。

 paulさんと共通するチューニングなので、どうしても同じ曲が重なりがちだ。できるだけ避けようと、異なる曲を心がけた。それでも1曲ダブったかな?「Hilo March」だ。アレンジが少し違うから良かったけど・・・。この曲、メロもコードも単純だが、急速テンポなのでピッキングが意外と難しい。練習不足を露呈しやすい(悲)。

 私がスチールを弾く時はベースがいなくなる。自分で言うのも何だけど、ベースの欠ける伴奏は淋しいものだ。不安にもなる。しかし、ヴァイブ担当の方が弾けるというので、お願いした。この方、たぬきさんの後輩だが、大変器用だ。ヴァイブの腕前も素晴らしい。たぬきさんには勿体ないほどの後輩だ(笑)。

 1時間ほど遅れて来たきぃばつさんが続いて演奏。何日か前、駅のホームで転倒し、右手の薬指と小指を大怪我したと言う。確かに包帯を巻いていた。そんな状態では弾けないと思うけど、リハビリを兼ねて練習していると言うから、感心すると同時に驚く。「包帯が弦に触れて弾きにくいんですけどね」と言いながら弾き始めた。しかしそんなハンディを感じさせない演奏だった。誰かが、「怪我してる方が良い演奏ですね」と言ったが、何と失礼な…!

 転倒した原因は本人にもわからないそうだ。ま、おそらく若い女性に見とれていたから躓いたのでしょう。

 一巡して再びpaulさんだ。なにしろHSGAでは誰よりも良い演奏して欲しいから、我々も力が入る。paulさんの評価が高まれば、我がオフ会の評価も高まるというものだ(?)。

 たぬきさんは痛風で足が痛く、ペダルが踏めないので、ギター伴奏に徹していた。だから「ラップを弾きなさい」と勧めているのに・・・。

 こうして充実した1日になったが、これは偏にたぬきさんのお陰だ。なけなしの金を叩き、一部屋を改造して作ったスタジオが、今やオフ会専用に成りつつある。実に涙なしには語れないほどの「ビフォーアフター」物語だ。

 楽しいオフ会だったが、ただ今回はクソ暑い真夏だった。やはり夏は避けて、春や秋開催がよいかなと思った。

 ともあれ、お疲れ様でした。重ねてたぬきさんにはお礼を申し上げます。

2016年08月27日

オフ会

 先日、予定通りオフ会が行われ、無事終了しました。
 
 たぬきさんと昼飯をご一緒するため、私だけ1時間ほど早く伺った。チャイムを鳴らすと、出てきたたぬきさんは足を引き摺るようにしていた。「イヤイヤ、参りましたよ。痛くて歩くのも大変で…」と自分の足元を指差した。見ると小汚い足だったが、親指から甲にかけて腫れていて、いかにも痛そう。「痛風」だそうだ。情けないなあ。

 「歩けるんですか?」と訊くと、「近くの蕎麦屋までくらいは大丈夫でしょう」と我慢強いところを誇示する。

 強い日差しの下、2人で店に向かった。たぬきさんは、「すみません、肩貸してください」と言いながら、片手を私の肩に乗せた。「無礼もの!馴れ馴れしいぞ」と思い切りその手を払おうとした。昔だったら、一刀のもとに斬り捨てるところだ。

 しかし心優しい私は、「どうぞ、どうぞ」と肩を差し出した。そのままスピードを上げながら歩いたら、ついてこれないたぬきさんは転倒しそうになった。「痛いからといって、甘えるな」を態度で示したのだ。今の世の中、これくらいで丁度よい(笑)。

 今回の参加者は、きぃばつさん、MATTさん、paulさん、たぬきさん、そして私だったが、もう一人たぬきさんの後輩であるヴァイブ担当の方が加わった。

 来月HSGA日本が主催する会で演奏する予定のpaulさんのために、伴奏の手助けしようと特に力を入れた(?)。4曲の予定曲を持参してきたので、真っ先に彼から始めた。よく練習されているようで、綺麗な音を出す。これでルックスも美型なら、言うことなしだ。
 
 そのHSGAなるもの、勿論私は参加したことがない。しかし、ハワイに本部があることは知っていた。年会費を払えば誰でも会員になれることもホームページで知った。私も「入会しようかな」と、一時心が動いたこともあった。でも演奏デビューしてセンセーションを巻き起こすと、自信喪失者が出て、退会者が続く恐れがある。会の存続のためを考え、断念した…アホ言うな?

 MATTさんに対しては、あれこれ偉そうなことは言えない。ハワイでも有名なミュージシャンと共演してきた強者だから(図々しいのか?)、恐れ多い。1つユニークだと思ったのは、「Sand」の演奏だ。これは普通、CかDのキーだ。チューニングもB11とほぼ決まっている。これをMATTさんはキーをF、チューニングをD9にした。普段はC6にしているが、真ん中のG音を半音下げることによってD9になる。Sandは9thコードのオンパレードだから、これなら雰囲気がよく出る。キーをFにしたのは、このチューニングで弾きやすいからでしょう。色々とよく考える方だ。

更に有り難いことに、ハワイで収録した映像DVDを持参、皆に配ったのだ。野外ステージで弾くプレーヤー達の演奏で、とても貴重だ。きっと、「これを参考に、もっと努力しろ」の思いで配ったに違いない。鋭意、努力します(?)。


一回で収めようと書き出しましたが、疲れたので次回に続く。



2016年02月12日

楽器が泣いている・・・。

 私はスチールギター、ベースだけでなく、ウクレレやギターも所持している。ついでにフルートだってある(吹けないけど)。中々の物持ちなのだ(笑)。

 これだけ揃っていれば、いつでもセッションできる環境だ。環境だけは・・・ね。

 スチールギターは週に何回か触るけど、ベースはたまに思いついたときにちょこっと触る程度。学生時代には夢中になって弾いたベースなのに、この体たらくだ(悲)。

 ウクレレ、ギターとなったら、前回いつ弾いたか思い出せないほど、触れてない。「楽器は弾いてナンボ」なのだから、楽器が可哀そうになる。

 ほとんど使わない楽器まで揃えたのには理由がある。カラオケ制作に必要と考えたからだ。DTM用の音楽ソフトで作るのも悪くはない。とりあえず作るには非常に重宝する。なにしろ短時間でできる。とはいえ、プロのように細部までこだわれば、いくらでも時間をかけるでしょう。

 しかしソフトに入っている音源だけで作ると、どうしても機械的、無機的なサウンドになりがちだ。

 この不満を少しでも補うには生楽器の音を入れると良い。一つでも加えてやるとガラッと変わる。

 音楽ソフトはコード進行を入力してやると、ベースラインも自動的につくられる。2ビートやワルツなどはそのままでも大体問題なく聴ける。しかし4ビートになると、不自然なラインに聴こえることが珍しくない。勿論、音としては間違ってない。間違ってはいなくても、多少ベースを齧った者からすると、「そっちへ行くかい?」と思ってしまう(笑)。

 そこでどうしても不満が高じてくると、ソフトで作られたベースラインを削除し、私の下手なベースを生録音してやる。後重ね録音だ。ちょっとくらいリズムが乱れても、それがかえって人間臭い伴奏のようになる。

 ウクレレの場合は、音楽ソフトの音源にはウクレレがないので、やはり後から重ね録音したくなる。音源に「ウクレレ」とあっても、到底ウクレレの音には聴こえないから、入ってないも同然だ。生ギターの音も実音とは程遠い。

 以上のような理由で、幾つかの楽器をそろえている訳です。

 最近、友人(ウクレレ教室を運営している)から、カラオケ制作を頼まれた。生徒さんの練習用として使いたいらしい。ウクレレだけでガチャガチャやっても面白くないので、スチールギターを入れて、リズムはギターとベース、ドラムのみ。ウクレレ用カラオケだ。

 簡単な曲だし、3曲だけなので、すぐに出来上がった。大まかに音楽ソフトで作り、それに合わせてベースとギターを重ね生録音した。どんな感じになるのか、カラオケを流しながら、ウクレレを弾いた。

 いやいや、きついこと(阿羅漢さんの奥さんもきついらしい)。30分も弾いたら指先が痛くなった。それにリズムが不安定この上ない。やはり普段から弾いてないと、ダメだと痛感した。果たして、生徒さんの役に立つのだろうか?

2015年12月17日

久しぶりの弦交換

 日々、激しい練習をしているので(ウソつけ?)、スチールギター弦の消耗が著しい。

 自慢じゃありませんが、ロクな手入れもしないし、一年中部屋に出しっぱなしにしている。そのため、ホコリ、汚れにまみれている(悲)。フレット上にはホコリが綿のように積もり、ピッキングするたびに、ピックの先がホコリに触れる。つまり、練習すればするほどホコリがピックで取り払われるので、練習=清掃と一石二鳥だ(笑)。

 そろそろ弦交換しないといけないのだけど、なにしろトリプル・ネックだ。8弦☓3で24本もの弦を交換する必要がある。といっても、普段よく使うのは2ネックであり、もう一つはほとんど遊んでいる。

 そこで今回は2ネックのみの弦を交換することにした。それでも16本だ。はっきり言って、面倒くさい。

 昔は弦巻を指で回して交換した。途中から指が痛くなったり、時には弦の先で指をつついてしまい、血が出たこともあった。最近は「ワインダー」という便利な道具があるので、大変楽だ。ペグにはめてぐるぐる回せばよいから、手早く巻けるし、綺麗に巻ける。

 このワインダーは普通のギターにも使えるので(というか、元々ギター用だ)、一つ持っていると重宝する。

 今年はE.ベースの弦も交換した。こちらはワインダーが使えないので(それとも、ベース向きワインダーがあるのだろうか?)、ちょっと力仕事だ。なにしろ弦が長いし太い。ペグもきつい。途中で腱鞘炎になるのではないかと恐れた。

 当然だけど、新しい弦に変わるとまるで音が違う。よく伸びるし、チューニングもしやすくなる。あまりにも弦がヘタると、オクターブ音が不正確になる。和音も汚くなり気持ち悪いものだ。それらが一挙に解決し、しばらくは気持ちよく弾ける。

 やはりケチらず、定期的に交換することが望ましい。

 「弦が切れるまで交換しない」という方もいる。それでも良いとは思うけど、突然のように音が全く伸びなくなるときが来る。そうなったらさすがに交換でしょう。

 バッキーさんも意外と(?)ケチで、特に古くなった巻線は、上下をひっくり返して張りなおすらしい。それまでバーで擦られた面を下にするわけだ・・・ホンマかいな?これはあたごウクレレさんがバッキーさんから直接聞いた話らしい。余りにもおかしくて、大笑いした。

 でも、バッキーさんは茶目っ気のある方だから、ひょっとすると、あたごウクレレさん、担がれたのでは?(笑)

2015年10月06日

にわか練習?

 友人の発表会が近づいてきた。

 スチールギターで手助けして欲しいと頼まれ、渋々了承したものの、例によって私の腰が重く、中々練習に向かう気持ちが起きない。「まだ日があるさ」とのんびり構えていたら、もう幾日もない。

 その間、友人からは「これも弾いてほしい、あれも・・・」と、次から次に要望が増え、数えてみたら20曲以上だ。伴奏しかしない人は、スチールギターの難しさがよく分かっていないのではないかと、恨みたくなる。

 コード表見ながらポロンポロン弾ける楽器とは違うのだ(悲)。

 20曲といっても、すべて歌入りだから、イントロ、間奏、エンディングをつける。コードに添って、適当に弾くというのであれば、ごまかしようがあるが、CDやレコードの演奏通りに音を付けないと生徒さんたちが戸惑うらしいので、これが結構荷が重い。

 「よく知られたスタンダード・ハワイアンならなんとかなる」と舐めていたら、唄のキーに合わせるため、オリジナル・キーと異なる曲が多いのも、プレッシャーだ。

 さらに厄介なのが、昔の歌謡コーラスの曲だ。ヒット曲だからメロは勿論知っているけど、このような類の曲はあえて避けてきたこともあって、弾いたことがない。これらもオリジナルと同じように弾かないといけない。


 試しにちょっと弾いてみたら、これが意外と難しい。音が飛ぶので、勘では弾きにくいのだ。ポジションをよく確かめ、バーがスムーズに動かせるような位置を探す。かえって、ハワイアンのほうが弾きやすいくらいだ。

 そこで考えを改めた。「嫌いだ、厭だ」と避けてきた歌謡曲でも、いざ弾いてみれば難しいことが分かった。ハワイアンばかりでは、似た旋律が多いから、バーの動きも固定される。しかし日本の曲になると、がらりと旋律が変わり、それまでなんとなく慣れてしまったバーさばきが通用しにくい。「これは良い練習になる」と、考え直したのだ。

 とりあえず1曲だけ弾けるようにしたら、バーを移動させる動線が見えてきた。この調子で、全曲にとりかかりたい。

 その内、「なに、ハワイアン?バーロ、歌謡曲だよ、歌謡曲!」に変身したりして・・・(笑)。


 このような苦労を考えると、paulさんはエライなと感心する。貪欲に新曲を増やし、フラの伴奏をたのまれれば片っ端から引き受ける。いまや、レパートリー数、1000とも10000とも言われている。どうも、ギネス狙いもあるらしい(笑)。
 

2014年10月26日

ニュー・モデル?

 最近、ちょっと変わったサム・ピックを手に入れた。

 スチールギターを弾くには、親指用のサム・ピック、人・中指にはめる金属ピックが必要だ。ノー・ピックの指で弾く方もいるようだけど・・・。

 日頃猛練習している(?)私なので、ピックは消耗品と考えている。すり減ったり、もろくなったりして、使えなくなるからだ。金属ピックは永久に使えそうだけど、長いこと使っていると、一種の金属疲労が起き、私の強力な(?)ピッキングに耐えられなくなる。そしてある日突然、ポロリと折れる。

 こうして折ったピックがもう何百本。嘘つけ? ま、ピックが折れるということは、言ってみれば、猛練習の賜物、勲章みたいなものだ(よく言う?)。何百本はオーバーとしても、少なくとも、2本は折った記憶がある。

 ピックは他の利用法がないようだけど、たぬきさんはある。奥さんと喧嘩が始まると、指にピックをはめて、襲いかかるらしい。ピックを武器にして勝とうという魂胆が情けない。しかし、奥さんのほうが一枚も二枚も上手だ。非力なたぬきさんの指からピックを奪い取り、完膚なきまでに叩きのめす(涙)。

 サム・ピックも折れる。弦に触れる部分が段々削られて、薄くなってくるからだ。以前、あまりにも薄くなりすぎて、透明になってしまったほどだ。まるで、阿羅漢さんの髪の毛だ。ん?真面目に書け?

 金属ピックは指の太さに合わせられるが、サムピックは固定だ。そのため、自分にとって適正なピックを見つけることが難しい。ゆるければ、弾いている最中にくるりと回ってしまう。きついと、指が痛くなることもあるが、回転するよりはマシなので、いつもきつめのピックを選ぶ。

 スチールギター専用のサムピックもあるが、私の指には大きすぎることが多い。そのため、最近はアコースティック・ギター用のピックを使っている。

 予備の弦が少なくなってきたので、先日、買いに行った。自宅から車で3,40分ほどだ。ついでにピックも見せてもらった。

 いくつか出してくれたが、「こんなピックもありますよ」と言いながら、一つを奥から持ってきた。

 形は確かにサムピックだ。だが、弦に当たる部分が、今まで見たこともない形状になっている。まるで、クリップのようだ。

サムピック1.JPG
左が普通のタイプ。

サムピック2.JPG
弦に当たる部分。

 果たして弾きやすいのか確かめたくて、つい衝動買いしてしまった。指にはめた感じは、ゆるくもなく、きつくもなく、しっくりくる。弦に当ててみると、その出っ張った部分が丁度弦に触れる。しかし、幅5mm程度しかないので、なんだか心もとない。慣れてしまえば、どうということもないのかも・・・。

 肝心の音色にどう影響するのか、私の悪い耳ではまだ判断がつかない。しばらく使って、なにか感じるものがあれば、また取り上げてみたい。

 きっと、新しもの好きのあたごウクレレさんやpaulさんは、すぐにでも買いそうだなあ(笑)。いや、とっくに使っていたりして?

2013年11月18日

2013年秋:オフ会(終)

 途中から顔を出したたぬきさんの友人は、まだ経験が浅いということだった。しかし、「Hilo March」など、ピッキングの難しい曲を披露してくれた。この曲、テンポを間違えると(速すぎる場合)、私なんか、まだピッキングが追いつかない。かと言って、あまり遅くしてしまうと、曲の軽快さが失われる。適正なテンポにすることが大事だと思う。経験が浅いくせにこんな曲に挑戦するとは、なんと生意気か・・・(笑)。なーんてね、そんなことはありませんです。単に、無謀なだけです(おいおい!)。

 そろそろたぬきさんの出番なのに、中々、弾こうとしない。ギター伴奏に専念していたと思ったら、バイブの所に行ってマレットを持ち、時々ポンと叩いては変な音をだす。皆から「真面目にやれ!」と声が飛んだが、聞く耳を持たない。こうなると、演奏の邪魔をしているとしか思えない(笑)。

 それもそのはず。一人で酒のピッチを上げ、だいぶ酔いが回っていたのだ。

 大体一回りしたところで、飲食の時間になった。いつもだったら、場所を変え、居酒屋か料理店で打ち上げをする。しかしたぬきさんの住むところは、都内と言っても、陸の孤島だ。そのようなこじゃれたお店などまったくない。そこで、宅配の寿司を取り、飲み物はスタジオ内に置かれている冷蔵庫から各自好きなものを取って飲むことにした。この方が、時間を気にせず、ゆっくりできる。

 もうたぬきさんにはアルコールは必要ないはずだが、さらに調子に乗ってペースをあげる。私はビール2缶(小)も飲めば十分だ。あとはあたごウクレレさんが持参された岩槻の地酒を少々いただいた。以前「大手門」というお酒を頂いたことがあったが、今回は違う銘柄だった。なんていったかなあ? 「***誉」だったか・・・。

 腹も落ち着き、アルコールも少し回ったところで、もう一回演奏することになった。当然、たぬきさんが一番に弾くべきだが、やはり弾こうとしない。その内酔いが完全に回ったか、床に寝転がってしまった。自宅だから気も緩む。帰りの心配もない。こうなるとあまり遅くまでお邪魔してはいけないと、ほどほどのところで帰り支度を始めた。

 次回もたぬきスタジオで行われる公算大だけど、やはり演奏タイムと二次会パーティーははっきり区別しましょう。でないと、たぬきさんの名演奏を聴く機会がなくなる。あるいは一番目に演奏してもらったら、あとはお好きなように飲んでも構いませんが(笑)。

 それにしても長い時間だった。今回一番遠くなってしまったあたごウクレレさんはお疲れになったことでしょう。あたごさんの体力と相談しながら、岩槻での開催も当分視野に入れましょう。

 今回不参加だった阿羅漢さん、イィヴィさん、JGさん、ホッチキスさん、次回はお会いしましょう。MATTさんはハワイだから、うまく帰国とタイミングが合えば参加していただきたいですね。


オフ会.jpg
(あたごさんのブログ写真から拝借。鑑賞に堪えないので全体をぼかしました(笑))


 最後に、立派なスタジオを提供してくれたたぬきさんには心からお礼を申し上げます。記事ではひどいことばかり書いているようですが、本心は違うのです。感謝、感謝の気持ちしかないのです(本当か?)。できれば2,3人の若い美女をスタジオに入れてくれれば言うことなかったなあ。
 

2013年11月16日

2013年秋:オフ会(3)

 どんどん書いていかないと、記憶が薄れてくる(悲)。

 今回あたごウクレレさんは、ボサノバに挑戦したいということで、「オルフェの唄」を演奏された。奥さんが打楽器を受け持ち、一生懸命叩いていた。

 ボサノバ・リズムは慣れてくれば、どうということもないのだけど、シンコペーションが多いので、最初は苦労するようだ。元ドラマーであるpaulさんが奥さんにアドバイスを送りながら、一緒にリズムを取っていた。あたごウクレレさんは新しいことに関心を持ち、挑戦してみる姿勢が素晴らしい。見習うべき態度だ。

 きぃばつさんは相変わらずバッキー調スチールギターがさえる。ご本人も、「今日はなんだか乗るなあ」と、機嫌よさそうだった。私も、バッキー調を聴くたびに、昔夢中になった頃を思い出す。

 オフ会で演奏することは、勿論楽しいのだけど、事前にメンバーと練習するわけではなく、いきなりの音合わせだ。当然、打ち合わせ通りにならなかったり、演奏にミスが出ることは避けられない。それでもこのようなチャンスはそうあるわけではないから、貴重な機会だ。一緒に演奏できることが嬉しい。

 不肖私も、少し弾かせてもらった。2枚続きの譜面のはずが、1枚しか渡さなかったために途中でリズムが終わってしまったトラブルはあったものの、気分よく演奏できた。これは、たぬきさんの友人がベースを弾いてくれたことも大きい。いつもはホッチキスさんが弾いてくれるのだけど、今回は不参加だったため、不安だった。バンドにはやはりベースが欠かせない。たぬきさんがいなくても、この友人は必要だ(笑)。

 偶然に、paulさんと私が同じ曲(GrassShack)を用意してきたので、「それなら一緒に弾きましょう」となった。私がメロとアドリブ、paulさんが2ndメロを取った。この曲はコード進行が弾きやすく、乗りやすい。伴奏陣も生き生きしていた。

 私の番の少し前に、たぬきさんの知人が加わった。大学の後輩らしいが、重いダブルネック・スチールギターを持参してきた。どなたかに習っているそうで、その成果を発表すべく、やってきたのだ。

 よーし、聴いてやろうじゃないの!と、皆、意地悪な目つきに変わった(笑)。


 次回で果たして終わるか!

2013年11月15日

2013年秋:オフ会(2)

 「おー!」そこは・・・・・・。

 「ゴミの部屋」だった。「汚ねえーな」と、さすがたぬきさんらしいと再認識させられた(笑)。

 などと、あまりたぬきさんの評判を落とすことばかり書いていると、知らない方は本気にするから、この辺でやめておこう。

 「どうせ、3畳くらいしかないのだろう」とタカをくくっていたら、なんと結構広いではないか!本人曰く、「20畳くらいです」と、自慢そうに言っていた。壁にはギターやベースが掛けてあるし、ペダル・スチールギターも3台置かれていた。部屋の隅にはヴァイブが置かれているし、一丁前にミキサーも備えられ、天井からPAがぶら下がっていた。いかにも「スタジオ」らしい雰囲気だ。

写真2.JPG 写真.JPG
(たぬきさんが送ってきた写真から。画像が小さいのはたぬきさんの責任です)

 やがてあたごウクレレさんご夫妻が現れた。仲の良いお二人で、いつも一緒に行動している。お風呂も一緒だし、布団だって一緒だ。噂ではトイレも一緒らしい。いや、噂です。それに比べ、たぬきさんなんか悲惨だ。同じ家にいても、食事は別々、トイレも別、普段から1階と2階で住み分けている。はや、淋しい老後の人生が見えてくる。たぬきさんを見ると、わが夫婦はまだいい、と安心するほどだ。

 イィヴィさん、阿羅漢さん、ホッチキスさんは不参加だ。イィヴィさんは父上が亡くなったばかりだし、阿羅漢さんは交通費にも事欠く貧困生活、ホッチキスさんはアル中だ。その代り、たぬきさんの友人がお手伝いに来ると言っていた。なんでも、スタジオの電気関係はすべて工事してくれたそうだ。ミキサー、ギター、ベースでも手助けしてくれるということで、安心した。間もなく彼も顔を出し、全員そろった。

 楽器をセットし、各自チューニングが済んだところで、いよいよ音出しだ。

 今回、paulさんは珍しい曲を持ってきた(paulさんにしてはと言う意味)。「想い出」と「All Of Me」だ。「想い出」は昔、石原裕次郎が唄ったそうで、私は知らなかった。作曲者は寺部頼幸という、かつての名スチールギター奏者だ。バッキーさんやオッパチさんの存在があまりにも大きかったので、あまり目立った存在ではなかったけど、その実力ぶりは良く知られていた。

 寺部さん作曲なのだから、ご本人がスチールギターを弾けばいいと思うけど、レコードではバッキーさんが弾いているらしい。レコード会社とプレーヤーとの契約事情によるのかもしれないが、私にはわからない。

 何故paulさんがこの曲を持ってきたかと言うと、以前、寺部さんと昔近しかったという方から、「ご希望であれば、寺部さんの演奏音源を提供します」とコメントを書いてきたことがあった。プライベート録音だから貴重だ。それに早速paulさんが食いついた(ピラニアみたいな方だ)。頂いた音源の中に上記の2曲が入っており、それをpaulさんがコピーしたのだ。「All Of Me」は寺部さんがギターでアドリブしているそうで、それをpaulさんはスチールギターに取り入れた。

 長いことブログを書いていると、色々なことがあるもんだ。

 驚いたのは、「想い出」をたぬきさんが知っていたことだ。しかも、「歌わせて」と来た。こんな古い曲、よく憶えていると感心した。そして、「All Of Me」になったら、今度はきぃばつさんが唄いだした。バッキーさんを意識した唄い方だった。

 スチールギターあり、唄ありと、段々盛り上がってきたところであたごウクレレさん登場だ。


 疲れたから次回へ。

2013年11月13日

2013年秋:オフ会(1)

 急に寒くなりましたね。夏から一気に冬に入ってしまったかのようです。このようなロクでもない陽気が続くというのに、先日10日の日曜日、オフ会がありました。前回は春でしたから、今年2回目の集まりとなります。

 いつも、あたごウクレレさんお住まいの岩槻で行われることが多い。毎回のように、早めの申し込みをしてくれるので、必ず良い日を確保してくれる。どこでもそうでしょうが、公的な施設を利用しようとすると、申込者が殺到して、なかなか取れないと聞く。特に日祭、休日は難しい。だから我々オフ会仲間はあたごウクレレさんの尽力に感謝しているのだ。

 これがもしたぬきさんなんかに任せてしまったら、もう絶望的だ。「11月10日にしましょう」と決めたとしても、恐らく1週間前になってもなにも行動しない。酒に酔っぱらってきれいさっぱり忘れてしまうのがオチだ。あたごウクレレさんがいるからこそ、オフ会が続いているともいえるのだ。このくらいあたごウクレレさんを「ヨイショ」しとけば、これからもせっせと予約に努めてくれるでしょう(笑)。

 そんなわけで、いつもなにもしないたぬきさんだが、今回はなんとご自宅に設けたスタジオに呼んでくれた。岩槻から狸スタジオに場所を移したのだ。べつにたぬきさんのスタジオなんかどうでもいいのだけど、せっかく熱心に誘ってくれたので、渋々オフ会仲間が集まった。

 確か8月に完成したはずだから、まだ3か月近くしか経ってない。なんだかんだいいながらも、当日は楽しみだった。「まだ支払が終わってないから一部未完成だろうな」「値切りまくったそうだから、天井からは太陽、月、星が見えるのだろう」「スタジオとは名ばかりで、防音対策ゼロじゃないか?」等々、心配ばかりが募った。

 JR大塚駅から唯一の都電、荒川線に乗って教えられた駅で下車した。他の誰かも乗っているのではと思いながら、車内を見回すと、いたいた・・・。きぃばつさんだった。知っている人は知っているけど、この方、実はたぬきさんの大学の先輩なのだ。学業優秀だったそうで、なんでも、たぬきさんが無事卒業できたのも、きぃばつさんのお蔭らしい。そりゃそうだろうな。あのずぼらなたぬきさんが卒業できるわけない。

 などと散々たぬきさんの悪口を言い合っていたら、二人で実に盛り上がってしまった。余りにも面白かったので、「狸スタジオはやめて、このままどこかのお店に入って話し続けましょうか?」と提案したら、きぃばつさんも「それがいい、それがいい」と賛成してくれたほどだ。しかし、「私が参加しないと、たぬきさんががっかりするはずだ」と思い直し、スタジオに直行した。よかったね、たぬきさん!(笑)

 時間前に到着すると、なんとpaulさんがすでに先着していた。この人せこい方で、皆が来る前に練習しておこうという魂胆がみえみえだった。そんなに練習しなくても、もう十分うまいのですから、たまにはさぼりなさい。

 「ごめん!」と声をかけると(時代劇みたいだ)、上からバタバタと降りてくる気配。「はっ、はー」と我々の前にひれ伏した。やはり私とは身分が違うから、ついこのような態度に出てしまうようだ。「苦しゅうない」と言いながら二階に上がった。

 階段を上り切り、スタジオのドアを開けた。

 「おー!」 そこは・・・・・・。

 次回に続く(なんだか長くなる予感だ(笑))。

2013年09月19日

偽フェンダー?

 「偽フェンダーを販売したとして、男逮捕」という新聞記事を読んだ。供述によれば、中国から仕入れて売ったそうだ。

 中国といえば、コピー天国だ。世界中から非難されている。どこかの国で人気が出れば、すぐにその商品をコピーし、大量生産、販売する。

 品質の良い商品や製品をコピーすること自体は、いちがいにすべて悪いことだとは言わない。コピーすることによって、技術力が高まるという利点もあるからだ。日本もそうやって新しい技術を取り入れ、応用し、より良い製品に高めてきた。しかしそれはあくまでも、参考、研究、技術力向上のための手段であるべきで、コピー商品をさも本物のように偽って売ることは、論外だ。

 最近の中国のコピー技術も年々レベルが高くなり、本物と見分けがつかないほどになっている。メーカーにとっては、頭の痛いことだろう。

 バッグ、時計、オートバイ、衣料品、CD/DVD・・・と、多岐にわたっている。つい最近では、日本の誇る新幹線技術が、中国のオリジナル技術だと堂々と発表され(中国国民に対して)、ヒンシュクを買った。

 そういえば、楽器のコピー商品まで出ている。貪欲というのか・・・。

 日本でも、ウクレレやギターにおかしいものが売られている。一見すると、「Fender」「Martin」「Kamaka」のロゴと勘違いする紛らわしいものがあるからだ。しかし良く見ると、「Fe***」だったり、「Ma***」と、後ろの文字が異なっている。「F」だけが、Fenderの「F」そっくりの字体になっていたりする(笑)。本物とは違うと言いたいのだろうが、なんだかせこい商魂に感じてしまうなあ。

 大学時代、FenderやMartinは憧れの的だった。金のない学生では、とても手の出せるものではなかった。銀座タクトに行くと、出演するプレーヤーたちの楽器は、例外なく素晴らしく、高価そうなものだった。

 スチールギターのアンプにはFenderの「TwinReverb」が定番だったし、ウクレレはほとんどMartin製。この時代、KamakaはMartinより下の存在で、二番手にすぎなかった。Martinに手が出ない者が、Kamakaで我慢したというくらいだった(私の周辺では)。

 ギターはやはり「Gibson」でしょう。今となってはとんでもない値がついているにちがいない「Super400」なんて恐れ多く、見ただけで拝みたくなったものだ(笑)。確か、山銀さんのバンドにいた大谷さんが所有していた。当時で40万とか60万円と言っていたから(初任給3万円の時代)、現在に換算したら、一体いくらになるのか・・・?

 バッキーさんのアンプも勿論「TwinReverb」だった。

 当時「バッキーおたく」だった私は、バッキーさんに関するもの、なんでも真似したかった。しかしこのような高価なアンプなど、高嶺の花だ。そこで手持ちのアンプ、「GuyaTone」のロゴ部分を「Fender」のロゴに貼り換えた。実物Fenderのアンプに貼ってあるロゴを外し、型を取ってコピーしたのだ。GuyaのアンプがFenderに変身した(笑)。

 5mくらい離れてみれば、いかにもFenderアンプだ。しかし出てくる音は、チープなものだった(悲)。

2013年07月04日

超希少音源発見!

 大変珍しいというか、貴重というか、人によっては「ゲテモノ」扱いされそうな音源が出てきた。

 恐らく、ほとんど誰も聴いたことがないだろうと思う。豊富な情報をお持ちのMATTさんでもどうだろうか?

 もしいらっしゃるとすれば、かなりな年配の方、もしくは同じ音源を所有している、のどちらかでしょう。

 勿体ぶらず、まずは聴いてもらいましょう。

 最初にギターの音が流れます。続いてスチールギターらしき音が聴こえます。不要な部分をカットして編集してあります。

 さて、これは一体だれが弾いているでしょう? 名前を出せば、誰でもご存知です。

 皆さんの反応を待ち、次回に回答します。


 
 

2013年01月20日

ラッキー!

 いつも同じ曲ばかりを練習していると、どうしても飽きてしまう。たまには目先を変えて新鮮な刺激を受けるには、やはり新しい曲を追加する必要がある。

 「どんな曲でもいい」という訳にはいかず、やはり、スチールギターで弾いてみたい曲を選びたい。だが、それを探し出すのに苦労する。私のように膨大なレバートリーを誇ると、正直、もうやる曲がない、というのが実情だ・・・よく言う?(笑)

 どんな曲にしろ、プレーヤーによって印象が良くも悪くもなるから、さらに選択範囲が狭くなりがちだ。

 私の場合、まずは参考にしたいプレーヤーの演奏の中から探すことが多い。或いは、弾いてみたい曲があったら、PC内に入っている音源からそれを検索して、いろんなプレーヤーの演奏を聴き比べる。思いもかけぬ素晴らしい演奏に出会うこともある。

 スチールギター練習を再開した頃は、ハワイ・コールズのJ.アーシーばかりを聴き、1曲でも多くのコピーに努めた。今もって、アーシーの素晴らしさに感嘆する。この気持ちは、かつて大ファンだったバッキーさんにのめり込んだ頃を思い出す。ただ残念なことに、アーシーの演奏音源は大変少ないことが惜しい。ほとんどはハワイ・コールズに在籍した頃の録音であり、それもLPレコードで10枚にも満たない。演奏のみのアルバムとなると、たしか3枚だったか・・・・。あとはオムニバス盤で、ハワイ・コールズに参加する以前の演奏がいくつか聴ける程度だ。もう他にこれ以上、アー・シーの演奏を聴くことは出来まいと思っていた。

 ところが昨年だったか、昔の「ハワイ・コールズ・ショー」のライブ・ステージを私的録音した音源がネットで公開され、アーシー・ファンの間で騒然となった。どこかの国のアー・シー愛好家らしい。私にもそんな情報が寄せられ、「本当か?」とばかり、サイトにアクセスした。

 そこには、「アーシー全盛の演奏が聴ける録音だ」と記載されていた(私のお粗末な英語力だから、頼りにならないけど)。ただ、この音源を公開するのは問題があるかもしれないので、すぐに削除するかもしれないみたいなことも書いてあった。

 「こんなチャンスを逃すものか!」とばかり、即、ダウンロードにかかった。ファイルは圧縮されており、二つのパートに分けてあった。無事ダウンロードに成功し、早速、聴いてみた。

 紛れもなく、アーシーの演奏だ。恐らく1960年前後だと思うけど、録音状態は良くない。昔のレコーダーだから、回転ムラもあるし、全体にピッチが高いように感じた。しかしそんな悪条件にもかかわらず、アーシーの凄さを再認識した。

 各アルバムで聴ける彼の演奏は、どちらかというと、静かで、優しく、美しい印象が強い。丁寧に、原曲の良さを失うことのないような演奏だ。ところが、この音源はそんな印象を一変させる。そういえばエセルさんが、全盛時代のハワイ・コールズと共演したアルバムがある。この中でのアーシーがこの音源での演奏に近いような気がする。

 豪快だし、自由奔放、生き生きと弾いている姿が眼に浮かんでくる。2パート、28曲づつ収録されていた。合計56曲だ。

 この音源から、「なにか1曲くらいものにしたいなあ」と思ったけど、あまりのピッキングの素晴らしさに、到底無理だとあきらめた(悲)。


 もう一度このサイトにアクセスしてみようとトライしたが、どうしてもつながらない。削除されたのかもしれない。超ラッキーだったかもしれない。

2012年12月25日

針供養ならぬ、弦供養?

 今年一年間、私の厳しい(?)練習に付き合ってくれたスチールギターの弦が痛々しい。

 一年365日毎日練習というわけではないけど、それでも半分の200日近くは触ったでしょう。といっても、一日10分程度の日もあるから、延べ時間にしたら大したことない(笑)。にもかかわらず、弦は磨耗、劣化する。金属疲労みたいなもので、音は伸びなくなり、黒く錆びたりもする。

 「そういえば、いつ交換したかなあ」と、一生懸命思い出そうとした。「今年一度くらい交換しただろうか?」と、自信がない。思い出せないほどなのだから、相当に時間が経っていることは確かだ。

 現在手元には4台のスチールギターがある。全て40年ぶりに練習再開してから以降に手にしたものばかりだ。うち3台はオークションや知人から格安で購入した。シングル、ダブル、トリプルだ。残る一台は、このブログを読んだ方から「処分したいので、よろしかったら差し上げます」と書き込みがあり、譲り受けた。世の中には奇特な方がいるものだと驚いた。新品のような美品で、日本のCメーカー製8弦シングルだった。

 しかし普段の練習ではトリプルかダブルを使うことが多く、このシングル・タイプを使うことは余り無い。要するに一々チューニングを変えることが面倒だからだ(笑)。

 ひょっとして、或いは万々が一でも、どこからか演奏を頼まれれば、シングルを持参するつもりでいるのだけど、残念ながら未だ要望ゼロだ(悲)。どうも、ギャラが高すぎるらしい(笑)。

 使う頻度の少ないシングルの弦は、それほど傷んでない。問題はダブルとトリプルだ。相当に酷い状態になっている。

 年が明けたら新しい弦で気持ちよく弾きたいと思い、この2台の弦交換をすることにした。とは言え、(2+3)*8=40本もの弦を用意する必要がある。かなりな出費になるが、以前大量に買い溜めしておいたので、全弦揃っているか、チェックした。幸いにもぎりぎりで足りた。

 一度に40本は大変なので(指が痛くなる)、まずは最も使うダブルの16本から交換した。本体の汚れも掃除したが、「よくもまあ、汚くなるもんだ」と呆れた。一番気にかかるのはフレット・ボードの傷だ。

 私のピッキングは普通より(?)深く弦間に食い込ませるからか、或いは、ピックの曲げ方に原因があるのか、ピックの先端がフレット・ボードに触れることが多い。ピックは金属で硬いから、簡単に傷をつけてしまうのだ。

 しかし、paulさんの楽器には全くといっていいほど傷がない。やはり弾き方に問題があるのかも・・・。それとも、全然弾いてないからか?(笑)。

 大分前に山口軍一さんの楽器を見せてもらったら、本体の塗装やフレット・ボードがまるで抉り取られたかのように、無数の傷があった。もしかすると、楽器の傷は勲章なのかも?

 あのジャコ・パストリウスのベースだって、凄まじいほどの傷と塗装の剥げ方だ。サックス奏者でも、メッキがボロボロに剥げた状態のものを大事そうに使っているプレーヤは珍しくない。

 そうか、ついに私もその領域に到達したのか・・・て、んなことあるわけない!

2012年11月23日

冬は大敵?

 似たような話題は以前にも取り上げたような気がする。古い記事に遡って確認すればいいことだけど、そんなシチ面倒くさいことはゴメンなので、気にせず書きます(笑)。

 寒くなるとスチールギターのピッキングが下手くそになる。ま、暑い夏でも下手だけど・・・(悲)。バーの扱いも同様で、特に「スラント」なんか、うまく曲げられない。スラントはほんのちょっと角度が変わっただけで、不協和音になってしまうから、まずい。

 これは寒さ、或いは過乾燥によって、指の動きが鈍くなったり、皮膚が乾いてバーやピックが滑りやすくなったりするからだ。弾いている最中にピックが指からポロリと落ちることさえある。体が充分温まって、指にも適度な湿り気があると、そんな失敗をすることはない。という事は、いかに体を暖め、指にバーやピックをしっくりさせるかが、とても大事だということになる。

 一年中常夏のハワイであれば、こんなことに気を遣うことはないのでしょう。やはり、スチールギターはハワイに向いているのか・・・?皆さんもきっと同じ悩みを持っていることでしょう。

 若い時分はこんな苦労は無かったように思う。ちょっとくらい寒くても、弾いているうちには指がほぐれてきたものだ。それが今では、いつまでも馴染めない。私は別に寒がりではない。むしろ強いほうだ。でも、指先はそれとは別のようだ。

 なんとかして解決する方法はないものか、と頭をひねった。部屋を充分暖めて、もう一、二枚重ね着するのも一つの方法だと思う。それでも指が温まるまでは時間がかかる。下手すると、練習を終えようとするころに丁度温まってくる(笑)。もっと短時間で効果的なやり方はないか・・・と。

 良いアイデアをお持ちでしたら、是非教えて欲しいものだけど、最近私はこんな方法を試している。

 とにかく指を暖め、しかもピックがしっくりくる程度の湿り気が必要だから、その二条件を満たしてくれる方法を考えた。暖房しても、重ね着しても、指の湿り気までは無理だし、時間もかかる。

 パッと閃いた。

 「そうだ、お湯だ。お湯を使ってみよう」

 洗面所に行き、お湯を洗面器にためた。温度は40度に設定した。そしてそのお湯の中に、両手を入れ、3分から5分程度、浸した。暖かくて気持ちよい。指先が充分温まったところで、お湯から離れ、軽く水気をふき取った。そのまますぐにスチールギターの前に座り、ピックをはめた。ピックが指に吸い付くような感覚で、「あ、これはいいぞ」と思った。バーも持ちやすくなった。
 
 ためしに超難度の演奏曲を弾いてみたら、余りにも易しくて、「こんな簡単な曲だったか?」と思ったほどだ。よく調べたら、入門者コースの簡単な曲だったけど(悲)。

 しばらくこの方法を取ってみよう。でもこれは自宅だからできることで、もしどこかのお店だったら、無理だ(笑)。それとも足元にお湯の入ったバケツでも置いておこうか?

2012年06月26日

夜練か、朝練か?

 60ン才になってもまだ現役を続けているが、「あと何年かな・・・」と、時々先のことを考える。

 別段「私は働くことが好き」というわけではない。どちらかと言えば、怠け人間の部類に入る。これは持って生まれた才能(?)みたいなもので、物心つく頃から「いかにサボるか」ばかりを考えてきた(笑)。

 それは小学生時代にまで遡れば歴然としている。勉強なんか勿論、大嫌いだったし、親(特に母親)からガミガミと説教されればむしろ反発して逆のことばかりを敢えてした。中学や高校生の時も、中間や期末考査が近づくと「まずい、少しは勉強しないと・・・」と人並みには焦る。しかしどういう訳か、体の方が机から離れようとする(笑)。そして別に興味もない三本立て映画を観に、映画館に入り浸った。夜になって、「あー、映画なんか観るんじゃなかった」と後悔し、一夜漬け勉強に励むことになる。こんなことの繰り返しだったから、成績が上がる訳ない(悲)。

 ただし、当時はラジオ少年だったので、それに類する製作などには勉強そっちのけで、寝る間も惜しんで夢中になった。

 やがてなんとか大学に入ってからは、楽器に夢中になって行く。まあ、自分の好きなものを見つけると、人一倍熱心になるところがあるようだ。だから、好きな対象がお勉強であれば理想的だったのに、そう上手くはいかなかった(笑)。

 40年ぶりにスチールギター練習を再開してから、はや6年になる。細々ではあっても、まだ続いていることに我ながら感心している。やはり、好きなことだからでしょう。これが勉強だったら、1週間も続かなかったに違いない。

 仕事から帰ると、夜の何分間しか練習時間はとれない。できない日もある。それでも「リタイアしたら、朝から晩まで、好きなだけ弾ける」ことを楽しみに、その日までなんとかつないで行きたい。

 先日、珍しく早起きした。仕事に出かける前の30分ほど、ちょっと練習してみた。すると夜よりもなんだか調子がいいように感じた(多分)。迷うことが少なく、頭もすっきりして気持ちよく弾けた。

 夜だと、アルコールの残った頭で練習するから、指はもつれる、フレットの場所がおかしくなる、一種の記憶喪失状態になったりと、いいことは一つもない(笑)。なにより、睡魔が襲う。これが朝だと、ぐっすりと眠った後の練習だから、頭が快調なのかもしれない。

 そういえば学生時代、勉強のできる連中のほとんどが、「早く起きて、ひと勉強してから学校にくる」と言っていたなあ。そうか、朝、勉強や練習したほうが効率がいいのか・・・て、今頃気がついても遅いや!(笑)。

2012年05月27日

久しぶりに

 今日は久しぶりに例の後輩と練習した。

 今月は予定していなかったのだけど、3日ほど前に彼から「日曜日伺っていいですか?」と電話連絡があった。私も最近やっと母のいろいろな手続きが進んできて、いくらか気持ちに余裕が出てきた所だ。「そうだ、たまには彼と音出ししようか」と、二つ返事でオーケーした。

 いつもはヘッドホンで音を聴きながらの孤独な(?)練習だ。だが今日は彼と二人だから、ちゃんとアンプをセットし、カラオケ伴奏の入ったMTR,マイク、ミキサー、モニターSPなどを用意して彼の来宅を待った。

 私とは3才違いの後輩だが、この年になるとどちらが先輩・後輩だかわからない(笑)。見た目では明らかに私のほうが若い・・・と自分では思っている。

 手ぶらでくることが多いのに、どうしたことか、今回は10,000円分の寿司券を頂戴した。加盟している全国の寿司店で使えるそうで、「10,000円もあれば、妻と二人、豪勢に食べられるなあ」と大いに喜んだ。その代わり、先日購入した新茶の予備をお礼に渡した。

彼が来るとどうしても、唄用のスチールギターを弾かねばならない。普段は演奏モノしか練習しないから、ほとんど忘れてしまい、往生した。「前に録音したMapuanaとA Song Of Old Hawaiiがどうしても気に入らないので、もう一度録音し直したい」というので、まずそれから練習した。

 彼はなかなか良い声の持ち主なのだが、コンディションによっては音程が悪くなる。またリズム感もあまり良いほうではない。録音して聴きなおすとその悪い点が良くわかるから、彼も気になっていたようだ。

 途中まではいい調子で唄っても、急に崩れたり、フラットするので、その都度録音を中断し、やり直しさせた。1曲終えるのにどれだけの時間がかかったことか・・・(悲)。後輩のことばかりを言ってられない。私も酷いもんだ!キーさえ忘れてしまっているほどだから、思い出すのも大変だ。

 何とか2曲を録りなおし、あとは私の演奏に付き合ってもらった。といっても、すでに作ってあるカラオケ伴奏に彼がウクレレで合わせるだけだ。そのウクレレもカラオケにうまく合わないことが多いから、それが気になって弾きにくかった(笑)。

 「いやー、久しぶりに音を出すと、なかなか合いませんね」とほざいた。「バーロー、久しぶりじゃなくたって、いつも合わねえだろうが!」と、のどまで出かかった。

 ところで最近ほとんど使うことのなかったローランドの小型アンプで音を出した。以前よりも良い音に聴こえたのはなぜだろう?腕が上がったためか? いや、そうじゃないことは確かですが。

 多分、各機器の配置によるものかなと考える。今回はモニターSPの間にアンプを置き、ちょうどステレオの真ん中から聴こえるようにしたのだ。すると上手い具合にカラオケ伴奏の音に包まれるように聴こえ、気持ちよかった。

 今までは部屋のスペースの問題もあり、適当に置いていた。だから音があちこちに散らばってしまい、バランスがよくなかった。最初からこのようにすればよかった。

 「来月も来ます」と言いながら帰って行った。二人だけの練習でもやはり気持ちが違う。「もう一度、気持ちも新たに練習するか・・・」と誓ったのだった(?)。

2012年05月19日

化粧直し?

 楽器も長い間使いこむと、傷、汚れは勿論、金属部分の錆や塗装の劣化が目立つようになる。これも貫禄といえないこともないけど、でもやはり楽器はきれいなほうが気分が良い。家だって、10年も過ぎると外壁が汚くなる。金がかかるからやりたくないのだけど、今年は仕方なく塗り替える予定だ。地域でも評判の豪邸がさらに評判になること、間違いなし(笑)!

 スチールギターもそれほど熱心に練習しているわけでもないのに、最近はかなり汚さが目立つ。もっとも、手入れらしいことをしないから当然ともいえる。

 現在練習で主に使うのは、フェンダーの8弦ダブル(StringMaster)だ。手に入れてから、5年くらいになる。それまでは日本製のテスコだった。これも8弦ダブルだったけど、学生時代はバッキー調を追いかけていたこともあって、2本の弦を外して6弦にしていた。AmとAチューニングだった。

 当時でさえ相当に古いものだった。神保町の古本屋街にあった質屋に展示されていたもので、確か3000円くらいの安いものだった。おそらく、質流れ品だったのだろう。あちこちが傷んでいたけど、音だしにはなんら問題なく、大学を卒業するまで使い続けた。

 卒業と共にスチールギターはぱったりとやめてしまったので、その後はほとんど「粗大ごみ」状態(悲)。40年以上も押入れの奥に保管し続けた。

 それがひょんなことから再びスチールギターに関心が戻り、40年ぶりの練習再開に役立つことになったのだから、わからないものだ。

 老後の楽しみとして再開したようなものだから、いろいろ不満はあってもこのテスコを使い続けるつもりだった。練習さえできれば「充分」と思っていた。

 所が再開してみると、やはり不満が募ってくる。知人の所有する素晴らしい楽器で弾いてみると、まるで音が違う。「己の下手さをカバーするには、良い楽器が必要だな」と自分に都合よく考え(笑)、物色を始めた。するとタイミングよく、「ある人が手放す」という情報が入ってきた。それも、かつての憧れ、「フェンダー」製だというから、心が騒いだ。

 「このチャンスを逃してなるものか」と、早速、拝見に行った。1956,7年ごろのもので、相当に古かった。しかし思いもかけず、8弦のダブルだったことで、即、購入を決意し手に入れた。

 以来、大変気に入って使っている。サスティンが素晴らしいのだ。

 だから大事に使えばいいものを、使ったら使いっぱなしだし、弦さえロクに拭かない。念入りに掃除するのは、新しい弦に張り替えるときくらいだ。言い訳すれば、多少クロースで拭こうと大して綺麗にならないほどの貫禄があるからだ。

 しかしさすがに最近では気になり始めている。塗装もあちこち剥げているし、フレットボードも傷だらけだ。乾拭きやワックスを塗った程度ではたいして効果はないので、いっそのこと、「塗り替えようかな」と考えている。

 器用な方は、サンドペーパーで古い塗装を取り、新しく塗りなおすらしい。新品同様の楽器に生まれ変わったスチールギターも何度か見たことがある。

 これを自分でもやってみようか・・・と。しかし、ど素人がそんなことをしたら、かえって酷い状態になる恐れもある。

 そこで、ご自分で塗りなおした経験のあるかた、是非、アドバイスをお願いします。塗料の選び方、塗り方のコツなどを知りたいのです。阿羅漢さんとかイィヴィさんなんか、経験がありそうだな? たぬきさんからのアドバイスは期待しません(笑)。