2007年02月15日

パソコン組み立て (6)

 現在、パソコン自作に人気があるらしい。自作したことのない方は、そんな難しいことなんかできないと思うかもしれない。さにあらず、簡単なのだ。これは、自作だとか組み立てとか云えるようなレベルではないと思うくらい簡単だ。やさしいプラモデルを作るような感覚に似ている。むしろ、昔、夢中になったラジオやアンプの製作の方が、本当の意味で組み立てたという実感があった。

 パソコンの組み立てというのは、必要なパーツをマザーボードの決められた箇所に差し込んでいくだけだ。場所や向きさえ間違わなければ、幼稚園児だって組み立て可能だ。組み立てと云うよりも、組み込むといったほうが正しい気がする。

 むしろ、本当の意味で大変なのは組み立てた後だ。BIOSを設定し、HDDをフォーマットし、OSをインストールし、各機器を認識させ、アプリケーションを入れ、インターネット接続の環境を整えなければならない。これらの作業は、それこそ一日がかりになる。

 このような作業に自信のない方は、やめた方がいいかもしれない。ノントラブルで全てが順調に進むことは、まずないからだ。トラブルが起きた時に、対処できるだけの最低限のパソコン知識がないと右往左往してしまうからだ。しかし、一度経験しておくとかなりの自信がつき、少々のトラブルが起きても、自力で解決できる術が身につく。興味のある方は、是非、挑戦することを勧める。

 OSは以前使っていたWin2000を入れるつもりだったが、CDに傷がついていて、完璧な状態でインストールできない事が分かっていたので、パーツと一緒に購入したOEM版のWinXPを入れることにした。
ラベル:パソコン自作
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2007年02月10日

パソコン組み立て (5)

 最小構成で動作確認ができたので、次はケースに組み込む作業に入った。まず、すでにCPUとメモリーを装着してあるマザーボードをケースに組み込む。取り付けるネジには何種類かあり、パーツによって使い分ける必要がある。いい加減にして、違うネジを無理して使うとネジ穴がバカになってしまう恐れがあるからだ。次にHDDをケースに装着。S-ATAタイプなので、ケーブルが細くて扱いやすい。続いて、電源を装着し、DVDドライブを取り付けた。パーツは以上これだけだ。じつに簡単だ。フロッピードライブはない。もうフロッピーを使うことはあるまいと、パーツ構成に含めなかった。万が一、必要になったら後付けすればいいことだと考えた。
 続いての作業は、各パーツの配線だ。これだけは慎重にならざるをえない。特にケースに付属しているリード線は何種類もあり、一本、一本確認しボードに差し込んだ。この差し込むピンが小さくて、細かいので視力の弱ってきた私には難儀だった。電源ケーブルも、最新のは高性能になったせいか、いやに太くて固い。
 なんとか配線も終わり、電源を入れてみた。すでに動作確認をしているとはいえ、やはり緊張する。無事にBIOS画面が現われ、いよいよ、OSをインストールする作業だ。
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2007年02月05日

パソコン組み立て (4)

 パーツが揃ったからといって、いきなり組み立てるようなことはしない。まず、パーツの動作確認をすることが大切だからだ。特に、マザー・ボード、CPU、メモリー、電源を真っ先にチェックして、初期不良がないか調べる必要がある。もし不良パーツが見つかれば、即、交換してもらえる。焦って、ケースに全パーツを取り付けてしまうと、万が一、起動しなかったり、トラブルが起きたとき、原因を特定することが難しくなる。このあたりは元ラジオ少年らしい実にこまやかな心配りだ(?)。
 最も基本的な構成である上記の4点パーツで動作確認することが何より重要で、この関門をクリア出来れば、もう8割方完成したようなものだ。
 マザーボードを外箱から取り出し、その箱の上にそっと置く。次にCPUを取り出す。何といっても心臓部だから、いささか取り扱いも神経質になる。CPUをマザーボードのソケットに静かに差し込む。そしてレバーを下ろしロックする。続いて付属のCPUクーラーをCPUの上に置き、その足(4つのピン)をボードに固定する。これが結構、力が要り、最初の難関だ。パチンと音がするまで押し込むのだが、最後の1ピンがなかなかバチンといわず、力任せに押し込んでやっと装着できた。ボードが曲がり、壊れるのではないかと不安になったほどだ。そして、メモリーを2枚差込んだ。この最小構成で、あとは電源を接続し、ディスプレーをつないで起動できれば成功だ。
 電源を入れるときは緊張する。もし接続を誤ってパーになったらなんて考えるからだ。スイッチを入れ、ディスプレーにBIOS画面がでるかじっと見つめる。しかし、そんなことは取り越し苦労に過ぎず、無事起動した。これで安心してケースに組み込むことができる。あー、良かった!
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2007年01月31日

パソコン組み立て (3)

 メモリーは512Mを2枚の1GHだ。次期バージョンの「Vista」は2GHが理想らしいが、バージョン・アップしてから買い足せばよいと判断した。それにしても、メモリーに1GHなんて・・こんな時代になると誰が予想しただろう。昔の、Windowsの前のMS-DOS時代は、16Mとか32Mだったのに・・いったい何倍になったのか、計算できないくらいだ(笑)。
 HDDは、今まで使っていた250Gがあったが、ATA仕様だし、ここはやはり新しくS-ATA仕様にしようと320Gを購入した。こんなに大きな容量は必要ないと思ったが、価格がそれほど変わらないし、バルク品なのでかなり安い。かつては、たった100Mが20万円もした時代を知っているだけに、隔世の感がある。そういえば、プリンターだってモノクロのインクジェットが20万円以上もしたっけ。古いHDDはデータ用・バックアップ用に、外付けリムーバルHDDとして再利用することにした。合計すると570Gにもなる・・・すごいな!
 DVDドライブはいまや全方式対応が当たり前だから、安いものを選んだ。少し前まで、DVD-RとDVD+Rの陣営に分かれてメーカー間がしのぎを削っていたのは何だったのかの思いだ。
 ケースは電源付にするか、或いは、電源・ケースをそれぞれ単体で買うかで迷った。あれこれ見たが、デザイン的に気に入るものが無かった。ハイセンスな(?)私には物足りないのだ。デザインだけでなく、内部の細かい仕上げにもこだわるので、中々満足できない。今まで使っていたケースは、当時結構な値段もしたし、国産品(星野金属工業)ということもあって、実に優れた仕上がり具合だった。カバーの取り外し、ハードの取り付けも楽で、作業しやすかった。電源ボタン一つにしても、質感の高さを感じる。現在店頭に置かれているケースはほとんど中国、台湾での生産であるが、まだまだ細かい部分で雑な作りだ。
 そうはいっても、今までのケース・電源では新しいマザーボードに対応できない。特に冷却の面で不安がある。結局、ケースと電源をそれぞれ単体で買い求めた。長期間使うことになるであろう電源だけは、安定供給してくれる、しっかりしたものが欲しかったからだ。ケースは、デザインには少々目をつぶって、内部の作業のしやすさと、冷却性能に重点を置いて選んだ。
 以上でパーツは全部そろった。後は組み立てるだけだ。

 
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2007年01月26日

パソコン組み立て (2)

 私の自宅から近いところに結構大型のPCショップがあり、時々、時間つぶしに立ち寄ることがある。元秋葉原通いのラジオ少年だった私には格好の憩い(?)の場所である。
 いつも無目的に店内を見て回るが、私にはそれだけで楽しい。新しい製品が出ていないか、掘り出し物はないか、ユニークな商品はないかなど、店内を隈なく回る。目の肥えた(?)私は、値段が安いだけでは魅かれない。あくまでも、性能と新しさ、値段を比較して、それらに見合うだけの価値が見つけられないと関心が起きない。
 今回は目的がハッキリしているから、入り口ドアから、それこそ直線的に目指す売り場に向かった。今まで使っていたPCを美人妻に渡すことになったので、すべての部品を買い揃えなければならない。ウィルスにやられる前から、次に組み立てる時はこんな構成にしようとほぼ決めていたので、それほど迷いはなかった。
 CPUは「Core2Duo」しか候補になかった。ただ、どのクラスのものにしようかと少々考えたが、予算やPCの使い方を考えて下から2番目のクラスにした。その上のクラスになると一挙に値段が跳ね上がって、4万円以上になるのでやめた。CPUを酷使するような使い方(CGとか動画編集やパワーゲームなど)はまったくしないので、選んだもので充分、というか充分すぎる。
 CPUが決まれば、マザー・ボードの選択が限られる。これもゲームなど一切しないので、高価なグラフィック・ボードは不要だ。オンボード・グラフィックが搭載されたボードを選んだ。後は、HDD、メモリー、DVDドライブ、電源、ケースだ。
 少年時代もそうだったが、あれこれ部品を検討する時はまことに楽しく、幸せを感じる。そう考えると、こういうチャンスを与えてくれたウィルスに感謝しなければならないか・・・(笑)。
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2007年01月19日

パソコン組み立て 

 昨年末、悪質なウィルス「トロイの木馬」に感染して以来、今ひとつ調子が戻らず、どうしたものかと考えていた。HDDを完全フォーマットしてOS(Win2000)を入れなおし、各ドライバーソフトやアプリケーションソフトを入れ、設定も見直したのだが100%元通りにならない。そんなはずはないのだがとよくよく調べてみると、OSの入ったCDに傷がついており、どうもこれが原因でインストールしてもプログラムファイルが完全には読み込まれないようなのだ。不完全な状態でPCにインストールされるので、一部のアプリが正常に働かなかったり、あるUSB機器を認識しなかったりする。幸いな事に、仕事で使うソフトは問題ないし、インターネットも普通に使えるから、ブログも書くことができる。続きを読む
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2006年10月08日

「PETRI 7」

 これは私が高校生になった時に手にしたものだ。それまで使っていた中古二眼レフカメラが壊れてしまったので、高校入学祝いに貰った小遣いで購入した。何でもそうだが、新品を手にする喜びというのは格別なものがある
 当時の私にとって、このカメラが画期的だったのは、露出機能が付いていた事だ。それまでは、ピントは勿論、絞り、シャッター速度は全て自分で設定する必要があった。この設定をいい加減にすると、とんでもない写真になってしまう事がある。アマチュアカメラマンの一番頭を痛める所だ。
 それが露出機能が付いたことで、その悩みを一気に取っ払ってくれたのだ。と言っても、完全自動ではない。ファインダーを覗くと適正露出範囲を示す枠が見え、その中に針が適正範囲に入るようにシャッター速度や絞りの値を調節するのだ。真中の位置が勿論理想だ。設定したシャッター速度では露出が低すぎる時は速度を遅くするし、逆の場合は速くするというように、余り頭を働かせなくとも簡単に適正露出を決められる。正に、余計な頭を使いたくない私にピッタリの機能だ。被写体によっては、絞りを優先したいこともあるが、その場合も、針を見ながらシャッター速度を決められる。
 難点は、ピント合わせ。ファインダーを覗いて、二つの像をピッタリ合わせるのだが、これが見づらくて、よくピンボケになった。見やすいという説もあるが・・・。良い点は、レンズがF1.8という明るさなので、多少暗くてもよく撮れた事だ
 このメーカーは既に幻のメーカーになってしまった。面白い会社で、アイデアはあるものの、技術が伴わなかったらしい。その為、故障も多く、安かろう悪かろうのイメージが強かったと聞く。しかし、この「ペトリ7」シリーズに限っては、その悪評を吹き払う評価の高いカメラになったのだ(エヘン!)。
 現在、本機はジャンク状態で、置物代わりにしている(・・・美人妻は早く捨てろと叫んでいる)。

 Petri.jpg

 カメラの台になっているのは、例のテスコ W-8です。愛用のバーと一緒に。

 
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2006年08月08日

新CPU

 パソコンの技術革新は目覚しく、半年や1年前のものが、はや古い型になってしまうほどのスピードだ。それがここへきて、更に大きな変化をしようとしているようだ。OSがXPからVistaへ、CPUがCore2Duoへと移行しようとしている。
 現在私の使っているパソコンは、2000年に組み立てたもので、OSはWindows2000、CPUはPen3/1Ghzというもの。当時は、オーバー・スペックかと思ったものだが、今では、入門クラスにも負ける性能だ・・・淋しい!
 ワードやエクセルといったビジネス・ソフトや、インターネットを使う分には、何の不満もないし充分だ。しかし、2年位前から、映像や音の編集をする事が益々多くなるにつれ、さすがに力不足を感じるようになってきた。
 どうしようかなと、中々決断できない内にCPUの世界は、Pen3からPen4,Pen M,更にPen Dとめまぐるしく変わり、どれも決め手がないままに現在に至ってしまった。
 だが、焦って決断しなくて良かった。やっと、魅力的なCPUが登場したからだ。最新の次期CPU、「Core2Duo」がそれだ。
 低消費電力、低発熱、静粛性に優れ、何より、エンコード、画像処理に強みがあるからだ。ただ、対応マザーボードがまだ、市場に充分出回っていないので、少し先になるだろうが、次の組み立てはこのCPUに決めた。一番の問題はやはり、私の懐具合と美人妻の目だ・・・普段はボーッとしているくせに、こういう所には、いやに鋭く勘が働くのだ!
posted by Boo! at 18:24| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽以外の関心ごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月30日

二眼レフカメラ

 小学生時代に買ったスタートカメラは、画質が低すぎて(オモチャみたいなものだから仕方ない)すぐに飽きてしまった。下宿している大学生の持っている高級カメラは無理としても、もっとまともに写るカメラが欲しくなった。
 よくカメラ屋に立ち寄っては、ショーウィンドウの中に陳列されたカメラ群にため息をついたものだ。それらは、中学生の私には高嶺の花もいい所。
 ある時、質屋の前を通ると古い二眼レフカメラが展示されているのに目が止まった。相当に古そうだ。だが何より、下宿大学生のカメラと同じ二眼レフカメラというのがいたく気に入った。当時、この大学生に憧れていた所があって、なんでも真似したかったのだ。
 値段を見ると安い。2,3千円位だったと思うが、それでも私の小遣いでは無理だ。なんとか手に入れるべく、母親への説得作戦を開始した。スタートカメラでは満足な写真が撮れないだの(腕の悪いのは棚に上げて)、学校行事で色々な所に出かけることが多くなるとかなんとか、適当な理由を言って遂に説き伏せた。こういうネバリだけはすごいのだ。
 手にしたカメラは今は手元にないので、メーカー名などは忘れてしまった。国産であった事は間違いない。既に相当古かったとは云え、大変きれいに撮れたことを憶えている。フィルムも6×6判という大きさなので、引き伸ばしをしなくとも、ベタ焼きで充分見ることができ、小遣いの乏しい私には都合良かった。
 2年位使った所で故障してしまい、修理してもかなり費用がかかるということで、残念ながら処分してしまった。今思えば取っておけばよかった。部屋の飾りにでもなっただろうから。
posted by Boo! at 10:51| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽以外の関心ごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月27日

車 A : タイヤ交換

 もう夏も近いというのに、スタッドレス・タイヤを付けたままだった。仕方なく、先日の日曜日、重い腰を上げ、ラジアルに交換した。貧乏なくせに、生意気に2台所有しているため、計8本のタイヤ交換でエライ疲れた。そんな事くらい、カー・ショップにやってもらえばいいではないかと言われそうだが、貧しい家庭は、自分で出来ることは自分でやらねば、この厳しい世の中を生きていけないのだ。
 で、このタイヤ交換に必要なのが、ナットを緩めたり、締めたりするレンチだ。車には必ず標準装備で付いてくるが、これがほとんど役に立たないと思いませんか?
 ドライブに出かけて、途中でパンクでもして、スペアタイヤに交換を余儀なくされたら、一体どうなるのだろう。幸運にも、近い所にスタンドでもあれば良いが、そうでなかったら、立ち往生してJAFでも呼ぶ羽目になるだろう。
 私も、昔から不便な思いをして来たので、市販のレンチをあれこれ買っては試してみた。それぞれ、標準のものよりはマシだが、今一つ、満足させてくれない。整備点検に出したら、ナットを増締めされてビクともせず、「余計なことをしやがって!」と憤慨することも何度か・・・。
 所が、所が! 3年程前に購入したあるメーカーのレンチ。これが、中々の優れもので、非力な私でも楽勝なのだ。
 まず第一に、アーム部分を長く伸ばせるので、てこの力を存分に生かせること。次に、ナットにレンチをはめても、噛み合わせが良いので、ガタガタせず、ナットに傷を付けたり、角を欠いたりする心配が無い。
 これを使うようになってから、本当に作業が楽になった。必ず、車に入れておけば、パンクしてもスペア交換は心配ないだろう。
 今まで、タイヤ交換に苦労されたことがある方には、お奨めだ。
 メーカーの回し者ではないので、会社名は書かないが、写真を見ていただければ、見当がつくと思う。
レンチ_1.JPG


 アームを伸ばした時。
 レンチ_2.JPG
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2006年06月17日

ストラディバリウス ???

 昔は、中古品を扱う店というのは、質屋と骨董品店くらいだった。所が今や、リサイクルショップが雨後の竹の子のように増えているような気がする。
 しかし、物の価値を正しく判断できない者が、お手軽にこういうお店を開くと、悲喜劇が起こりやすい。以前、オープンデッキを格安で手に入れたという記事を書いたが、これも典型的な例だ。だが、もっとすごい話がある。
 私の知り合いに、女性バイオリニストがいる(今は、引退しているが・・・)。 この人の実話だ。
 現役の時、あるオーケストラに所属していて、日本各地を公演して回った。この人の楽しみは、公演する地方の骨董品店をのぞく事だった。その時も、ある地方都市で公演があり、いつものように骨董品店を探し出し、店に入った。親父さん一人の小さい店だ。店内を見て回ると、奥の壁に古ぼけたバイオリンが吊るされていた。職業柄、それを手に取り、ボディの中を覗いてみた。一瞬、目が点になったそうだ。
 バイオリンに限らず、ギターやウクレレのような弦楽器の内部には、製作メーカーの名前や、製作者の名前が書かれている。そのバイオリンにも勿論書かれていたのだが、何度、文字を確認しても「ストラディバリウス」と読める。しかし、こんなお店に「ストラディ・・」が無造作に置かれているはずがないし・・・と半信半疑。
 思い切って、親父さんに「これ、売り物ですか?」と聞いてみた所、「ああ、そうだよ」 「幾らですか?」 「そうだな。2万円かな」と。
 反射的に、2万円を親父さんに渡し、冷静さを装いながらバイオリンを片手で抱え、振り返りもせず店を出た。
 その時の心境を聞くと、手や足が震えて、親父さんに気づかれないようにするのが大変だったらしい。それと、2万円ならインチキ品でもあきらめがつくという計算も働いていたとか。
 東京に戻り、早速、鑑定してもらった所、本物のストラディバリウスではなかったものの、その弟子が製作したコピーものと判明。しかし、弟子によるコピーでも、結構な価値があるということで、今や、彼女の家宝になっている。
posted by Boo! at 20:17| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽以外の関心ごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月11日

スタートカメラ A

 彼のぶら下げてきたカメラは、大学生のそれとは全く違ったものだった。勿論、高級そうには見えなかった。しかし、紛れも無くカメラの形をしている。
 彼は「これ、買ってもらったんだ」と得意そう。こいつ、いや彼は、何かというと新しいものをいつも真っ先に手に入れる可愛気のない奴だった。鉱石ラジオもそうだったが、自転車も早かったし・・・私などは結局買ってもらえず、親父の自転車を三角乗りした。テレビも近所では最も早かったし、その後、ステレオ装置が出た時もすぐに購入した。
 「撮ってあげるね」と云いながら、バシャ、バシャと2,3回シャッターを押した。後日、出来上がった写真はどれもピンボケしていた。いつも大学生の撮ってくれるものとは歴然と異なっていた。しかし、写真には違いない。私は、羨ましくてしようがなかった。
 その年、小学校の修学旅行が近づいていたので、いいチャンスと思い、「折角の旅行だから、写真を記念に撮りたい。カメラ買って!」とせがんだ。貧乏家庭で、普段から何かと我慢させていることに、幾らか心が痛んでいたからかどうかは知らないが、思いもかけずすんなり買ってくれた。とはいえ、何百円のものだったと思うが・・・。
 修学旅行は箱根巡りだった。景色を撮ったり、友人を撮ったりと実に得意な気分だった。カメラ屋にフィルムを出し、出来上がりが楽しみだった。所が、いざ見てみるとあの友人が撮ってくれた写真と同じように、どれもぼやけていた。
 今になって考えれば、スタートカメラはピント合わせの出来ない固定焦点だったし、シャッター速度も一つだけで、それも1/30秒位のものだったろうから、仕方なかったかも知れない。固定焦点でも精度が高ければ、もっとマシだったと思うが、まあ、カメラとはいえ、オモチャに毛が生えたようなものだったからなァ・・・。しかし、あの頃の子供にとっては、宝物だった。
start camera.jpg
 この写真はその修学旅行の時のものだ。芦ノ湖畔で撮った。写っている男子2人は級友で、私ではない。この時代、カメラを向けられると、妙に意識して、かしこまってしまったものだが、それが感じられて何か可笑しい。


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2006年06月09日

スタートカメラ @

 昔の子供(昭和29年〜32年頃)にとっての三種神器といったら、何だったろうか? 男の子なら、自転車、腕時計、カメラではなかったか。どれも憧れだった。
 しかし、我家に限らず、どこの家庭も貧しい時代だったからとても買ってもらえるようなものではなかった。たまに、裕福な家の子供が自転車・・それも補助の付いた子供用・・に乗って遊びに来たり、腕時計をはめて見せびらかされると、思わずぶん殴ってやりたくなったものだ。
 我家に下宿していた大学生の一人が写真部に所属していたので、立派な大きなカメラを持っていた。今思えば、この人は地方の観光地旅館の息子だったから、相当に恵まれた家庭に生まれたのだ。よく我々家族を撮ってくれて、フィルムが終わるとすぐに部屋をカーテンで真っ暗にし(暗室だ)、現像、引き伸ばし、焼き増しをして何枚もくれたものだ。この大学生のお陰で、我家にはカメラが無かったのに、当時の写真が沢山残っている。
 私は、これら一連の作業を見るのが好きで、いつも一緒に部屋に閉じこもり、簡単な作業は手伝ったりした。この人のカメラは、ミノルタの二眼レフで、いかにも高級そうだった。
 私は自分のカメラが欲しくて、欲しくて堪らなくなった。しかし、どう逆立ちしてもムリ。やがて、6年生になった頃、例の鉱石ラジオを教えてくれた友達が、小さなカメラをぶらさげて遊びに来た。
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2006年05月31日

アナログとデジタル A

 写真の世界だけでなく、音の世界もすっかりデジタル一色になってしまった。私のような古い世代になると、この間の変遷をつぶさに見てきているので感慨もひとしおだ。
 アナログ時代に花形商品として脚光を浴びていたもので、現在でも辛うじて生き残っているものはカセットプレーヤー/テープ位ではないか? これも風前の灯火だが・・・。私が今でもアナログものに村かれ、現役として愛用しているものにレコードプレーヤーとオープンデッキがある。特にオープンデッキは音の素晴らしさは勿論、その姿、形が大好きだ。部屋に置いても絵になるし・・・美人妻は邪魔だとのたまうが。
 昔、FM放送の音楽番組をよく録音したが、この時にオープンデッキは大活躍したものだ。今でも、当時録りためたテープを大量に保管しているが、整理と処分をかねてデジタル化保存を決意した。所が、テープ3本くらいを処理した所で、肝心のデッキが故障。開けて中を調べると、ゴムのベルトが伸びきってしまい、モーターが空回りしていた。なにしろ、35年ほど前の代物だから致し方ない。
 まだ未整理テープが200本ほどあるので、このままではテープが完全に死んでしまう。困り果てた私は、リサイクル・ショップを車で片っ端から回って、デッキの出物がないか探した。たまにあっても、ジャンク品ばかり。しかし、あきらめずに回った甲斐があって(私のこういう時の執念はすごいのだ)、ある店で遂に掘り出し物を見つけた。 それは発売当時、オーディオ誌などで大変高い評価を得ていたテクニクスの製品で、ダイレクトモータータイプ、かつ当時先進のタッチ式ボタン。私のもっていたデッキとは雲泥の差である。私にとっては高嶺の花であり、垂涎の的だったものである。それが、何と売値たったの4,000円の札がついているではないか!もう私はそれをひったくるようにして買って帰った。technics_open.JPG
 余りにも安いので、もしかしてジャンク品かとも思ったが、全く問題なく再生できた。外観も実にきれい。丁寧に使われていたようだ。物の価値を知らぬ人間が評価するとこういう価格をつけるのだなと思ったが、私にとってはラッキーそのものだ。以来、ヒマをみてはデジタル化の作業を進めている。古いデッキよ!壊れてくれてありがとうの心境だ。
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2006年05月10日

アナログとデジタル @

 世はデジカメ全盛時代だ。猫も杓子もといった感じで国民総カメラマンの様相。ひねくれ者の私は、何でもかんでもアナログをデジタル化していく事に反発を覚える事がある。勿論、私もご多分に漏れずデジカメを持っているし、その便利さは充分承知している。が、時々フッと、昔買った一眼レフ・フィルムカメラを使ってみたくなる。フィルムを装填する手間、DPE店に出して仕上がるまでの時間、出来上がるまでその写り具合が全く分からない等々、実に忍耐を求められる。しかし、だからこそ、その写真は大事に取って置きたくなる。失敗しても何度でも削除して撮り直しができるから便利という気持ちで撮るのと、一枚のフィルムも無駄にはするまいと真剣になるのとでは随分違うような気がする。なーんて書きながら、デジカメを使う回数の方が圧倒的に多いな!
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2006年04月24日

私はそれほど多趣味人間だとは思っていない。好きな事、やってみたい事はいろいろあるが、音楽は別として、どれもほどほどといった所。車も、運転は好きだが、メーカーだの車種だの、排気量といったことには余り興味が無い。快適に運転ができれば十分。最近は視力が大分落ちてきているので、運転回数を減らしていかなければと思っている。車を持っていると時々は洗車しないといけないが、私はこれが大嫌い。若い時は結構まめにやった記憶があるが年と共に面倒。一つの理由として、私が洗車すると必ずといっていい位、雨が降るからだ。昨日の日曜日に、今年2回目の洗車をした(いかに汚いか分かるでしょう?)のに、もう早速降られてしまった(クソ!)。だからいやなのだ。
ラベル:
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