2017年04月05日

あわや…?

 先月末に桜の開花宣言が出されたものの、なかなか見頃にならない。天候不良、低温が続いたからだろうけど、出すタイミングがちょっと早すぎたような気がしないでもない。

 と思っていたら、昨日今日の暖かい陽気で、一気に咲き出した。今日など、どこの桜も満開に近い。桜は満開よりも6,7分咲きくらいの方が綺麗だから、今が丁度の見頃かもしれない。明日は高校時代の仲間とお花見をやるので、まるで図ったかのような絶好の観桜会になりそうだ。

 車を走らせていると、色んな場所の桜が目に飛び込んでくる。普段は気が付かずに通り過ぎるけど、この時期になると、咲き誇る花でその存在を知らされる。

 さて、運転中のことです。数年前に新しく出来た道路でのこと。開通したばかりの頃は走る車も少なく、空いていた。道幅も広くて走りやすい。だが最近は混むようになり、時々渋滞もする。

 今日は車の流れが順調で、快適だった。片側二車線の四車線道路で、私は左車線を走行していた。隣の右側車線には乗用車が私の車と並走していた。チラッと目をやると、中年(初老か?)女性ドライバーだった。順調とはいえ、我々の車の後にも後続車が連なっていた。

 前方に信号が見えた。青だ。しかしあと20m位まで近づくと、黄色に変わった。このような時、そのまま進行するか、止まるべきか、迷うことがある。

 だがこの時はもう交差点に入りかかっていたので、止めることなく通過した。隣の車も一緒に通過するだろうと思った。所が急ブレーキをかけたらしい。赤になったのならまだしも、まだ黃状態だ。この場合は、速やかに通過するか、周囲の状況に注意を払いながら、軽くブレーキを踏むことだろう。

 びっくりしたのは後続車だ。まだ黃だから、前車はそのまま進行すると読んでいたに違いない。クラクションをビービー鳴らした。しかし間に合わず、「ガッシャーン」と凄い衝撃音。ほぼ私の真後ろだから、生々しい。車を横道に停め、現場に走り寄った。

 女性の車は普通乗用車、追突した車は小型クレーン車。ちょっと相手が悪かった。クレーン車のバンパーが乗用車の後部トランクを突き破っていた。大破だ。

 衝撃音が凄かったので、女性が心配だ。窓越しに見える彼女は動転したのか、前方をボーと見ていた。私が110番しようかと迷っていたら、クレーン車の運転手が降りてきた。「早く救急車を呼んだほうがいい」とアドバイスし、私は離れた。怪我はなかったかもしれないが、むち打ち症が心配だ。

 車間距離を十分取らなかった後続車も良くないが、「あんな止まり方してはなあ」と、女性ドライバーにも責任があるように感じた。

 車が順調に流れているときは、要注意だ。つい気持ちが緩んで、注意が散漫になりがちだからだ。そこへ急に前の車が停止したら、ブレーキを踏むタイミングが遅れることは十分予測できる。また、クレーン車は運転席が高く、遠くまで良く見える。しかしそれがかえって手前の車の動きに気が付きにくいのではなかろうか?

 事故を目撃した後は、慎重な運転になるようだ(笑)。少しスピードを落とし、目的地に向かった。
posted by Boo! at 23:10| 東京 ☀| Comment(9) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月01日

はや、4月!

 今年も1/4が過ぎました。

 4月に入ると、いよいよ春本番。一年で最も快適なシーズンでしょう。もう雪が降ることはないでしょうが、しかし油断は出来ない。これまでにも何度か季節外れの雪に見舞われた年があったからだ。実際、昨日、今日と冷たい雨が降り、雪に変わってもおかしくない寒さだ。

 快適なシーズンと喜んでばかりはいられない方もいる。例の花粉症だ。早い方は、1月頃からグスグスしている。

 幸いなことに、私は(妻も)花粉症の辛さを知らないので、苦しみを訴えられても他人事だ。想像するに、風邪のひき始めのような症状と理解すればいいのだろうか?しかし、風邪なら1週間もすれば治るが、花粉症はいつまでも続くから鬱陶しいのか?

 一時、義妹が苦しんでいた。我家に来ると、遠慮なくティッシュを使いまくり、帰る頃にはゴミ入れがティッシュの山になっていた(悲)。最近は余り苦しんでいないようだから、いくらか改善したのかも。

 花粉症は春の頃だけかと思ったら、そうでもないようで、秋におかしくなる方もいる。中には一年中ダメという友人もいて、「それ、花粉症じゃなくて、何かの病気では?」と言うと、「いや、花粉症に違いない」と言い張る。まるで花粉症を自慢してるようだ(笑)。

 今月は私の誕生日を迎える。嬉しくない気持ちが年々増す。これは妻がロクに祝ってくれないこともあるかも・・・。いや、一応祝ってはくれるのです。ただし、口だけね・・・(悲)。

 「明日は誕生日だね。どこかで食事でもしようか?」と誘ってくれる。しかしこれが曲者で、単純に「そうかい。悪いね」とは喜べない。

 一般的には、このような場合、彼女がご馳走してくれるものと捉えるはずだ。しかし我々夫婦には当てはまらない。

 無事美味しい食事を終え、支払いの段になると、彼女は「ご馳走様でした。美味しかった!」と言いながら、レジからするすると離れる。支払う気、ゼロのようだ(悲)。

 ま、昔から「私のものは私のもの。あなたのものも私のもの」の精神が徹底しているから、あきらめてはいるけど・・・(悲)。「美しき老夫婦、あたごウクレレさんと奥さんを見習え!」と言いたい。

 これといった大病もせず、**回目の誕生日を迎えられることは幸せなことかもしれない。また、20日には当ブログを開設してから満11周年、いよいよ12年目に突入します。皆さまのお陰と感謝しつつ、ペースは落ちても、細々とブログを書き続けて行きます。
posted by Boo! at 22:46| 東京 ☁| Comment(3) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月29日

chromecast

 以前、阿羅漢さんが「chromecastで映像(やらしいアダルトばかりらしい)を楽しんでいる」と、コメントに書かれたことがあった。 

 所が、その時の私はchrome…なるものを全く知らず、「何ですか、それ?」と問い直した。

 阿羅漢さんの説明によって、スマホやタブレットの画面を普通のテレビに映し出す機器ということが分かった。「ほー、そんなものがあるのか…」と興味を持ち、ネットで検索した。

 すると、chrome…だけでなく他にも類似品がいくつかあることを知った。

 スマホのように小さい画面では不満を覚える方が購入するのだろう。しかし、タブレットの場合は、小さくても7インチ、大きいのは10インチ以上あるから、スマホほどの不満は感じないと思う。

 それでも時々、大型画面で観たくなることがある。音楽演奏ライブやスポーツ中継などだ。やはり、迫力や音の広がりが欲しくなる。

 ノートパソコンの画面をテレビ画面に映し出すことは簡単だ。HDMIケーブルで接続してやればいい。しかし、一々起動するのが面倒だし、ケーブルを接続したり外すのもかったるい。ノートPCを抱えて1階と2階を上り降りしたくないし…(笑)。

 「ノートではなく、タブレット画面をテレビに映せればいいな」と、ここでハタと阿羅漢さんのコメントを思い出した。

 丁度良いタイミングというのか、つい最近自宅近くに大型家電店がオープンしたばかり。開店大特価セールの真っ最中だ。見学がてら、足を運んだ。

 私の住む地域はこのような店舗が多く、激戦地区だ。競争に負けて撤退する店も珍しくない。あの安売りで有名なYデンキでさえ、開店したと思ったらわずか2,3年で閉めてしまった。現在は大きなパチンコ店に変身した(悲)。わざわざ会員カードまで作ったのに、どうしてくれるんだ、と言いたい。

 パソコンやタブレットのコーナーに向かうと、目的である「chrome…」を見つけた。しかも山積みになっていた。開店特別価格品として、「お一人様、一点限り」と書いてあったけど、どう見ても売れているとは思えない(笑)。こんなものに関心を持つ人は限られるだろうから、「一点限り」と断る必要なんてないと思った。

 確かに、ネット価格よりも数百円安かったので、ためらうことなく購入した。

chromecast.jpg

 箱から機器を取り出し、接続をした。接続方法を記した数行のみの小さな紙切れ一枚だけが入っているだけで、取説はなかった。別に難しくはないからいいのだけど、中には苦手な人もいるだろうから、そんな方にとっては悩むかもしれない。

 ネットで検索すれば分かることなので、詳しい説明は省きます。基本的には、chrome機器をテレビのHDMI端子に差し込むだけです。タブレットから専用アプリにアクセスして機器を認識させればオーケーです。

 何でもそうですが、最初は使い勝手がよく分からないので、観たい映像をどうやって探し出すのか迷いました。しかしあれこれ触れていれば、段々要領が分かってきます。

 chromecastに対応したアプリを利用すれば快適に楽しめるのでしょうが、中には有料もあるので、不用意には使いたくない。私が主に観たいのは、契約している「スカパー」と「wowow」だ。これらはオンデマンド専用アプリを使えば、テレビだけでなく、パソコン、タブレット、スマホなどでも観ることができる。しかも追加料金はなく無料だから、使わない手はない。

 早速双方のアプリをダウンロードし、タブレットでの視聴を試みた。どちらも問題なく観ることができた。そこで今度はテレビに飛ばして視聴できるかだ。chromeを立ち上げた。

 まずスカパーだ。タブレットでスカパー画面を出すと、テレビにも同じ画面が出た。一種のミラーリングだ。契約チャンネルに変えても問題ない。これで、家にあるテレビ全て、chromeを接続すればスカパーが観れる。

 次にwowowだ。実はこれが問題で、手こずった。タブレットでの視聴は問題なかったので、スカパー同様、テレビに飛ばせると楽観した。chromeでテレビ視聴に切り換えるとwowowの案内画面が出たので安心した。所が、任意のチャンネルを押すと、「外部出力には対応しておりません」と出て、テレビで観ることができない。

どうやら、オンデマンドアプリに対応した端末のみ視聴できるらしい。ネットでも調べたけど、解決策はないようだ。ただし、タブレットにHDMI出力端子があれば、テレビのHDMI入力端子に挿し込んで視聴可能のようだ。残念ながら私のタブレットにはその端子がない。それとも詳しい阿羅漢さんなら方法をお持ちでしょうか?

 ま、それでも、タブレット画面をテレビの大型画面でも楽しめるようになった。人が集まった時など、みんなで楽しめるようになる。wowowだけが残念だけど。
posted by Boo! at 22:29| 東京 ☀| Comment(4) | 元ラジオ少年のつぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月25日

桜と映画

 東京は先日、「桜の開花宣言」しましたね。私はいつ桜が咲こうが、「どうでもいいじゃん」とは思っている。「見れば分かる」だ(笑)。

 とは言え、宣言されれば気になる。自宅近くの川沿いにある桜を見に行った。ここは地元人間だけでなく、知る人ぞ知る素晴らしい桜並木が2km以上続く。

 下流から上流に向かって車を走らせた。が、期待に反してまるで咲いておらず、固いツボミばかりだ。「何が開花だ」とガッカリした。そう言えば、いつも走る公園の桜もまだまだだし…。ここは東京ではないにしても、ちょっと歩けば東京に入るほど近い。たぬきさんは都内だけど、都内らしくない非文化的地域だ(笑)。むしろ私の場所こそ東京らしい文化圏だ。だから東京が開花宣言すれば、ここも同じく開花するべきだ(笑)。

 所が上流に行くほど、桜の花がちらほらと目に入ってきた。木によっては満開みたいで、綺麗だ。同じ桜並木で、このように咲き方が異なるのは何故だろう?木の種類が違うのか、それとも場所によって気温差があるのか…よく分からん。

 恐らく来週に入ってから見頃を迎えるのだろう。来月早々、高校時代の仲間と観桜会なるものをやるけど、丁度良いかもしれない。もっとも、連中は「花より酒」だけど…。

 その高校時代の仲間の一人が映画を制作した。しかも劇場や映画館で公開されたということで、驚いた。名前を出すと、色々とバレそうなので出しませんが(笑)。

 しかし公開は既に終わってしまったので、残念ながらもう観ることが出来ない。と、あきらめかけたら、仲間の一人の音頭で、映画館を借り切って特別鑑賞しようとなった。

 賛同者を集めたら、50名近くになった。どんな映画館かは知らないが、「その映画一本のために我々に開放し、上映してくれるとは、随分太っ腹な経営者だな」と感謝した。

 所が音頭取りに話をきいたら、なんと映画館のオーナーが我々の仲間でもあることが判明。「道理で融通が利くわけだ」と納得した。

 学校を出て何十年も経つと、皆いろんな顔をもつようになり、面白い。

 肝心の映画は、一種のドキュメンタリー。様々な社会問題を鋭くえぐり、我々に突きつける。世界中を周り、沢山の人々に会い、話を聞き、カメラを回し、完成させた。なかなか良くできた映画だった。

 彼はプロの制作者ではない。本業は別にある。その方面では大成功したので、ほとんど自己資金で完成させたのだろうけど、相当に費やしたに違いない。

 元々多能の才に恵まれたマルチ人間だ。しかもどの分野であれ、一流を目指す。「一体、彼に能力の限界はあるのか?」と、呆れるほどだ。高校、大学、社会人…と、与えられた環境で常にトップを走り続けてきた。

 それでもまだやり足りないと思ったのか、映画にまで手を出した。次に目指すものは何か、凡人である我々仲間にとっては、まぶしい存在だ。

 違う意味で阿羅漢さんもまぶしい存在だなあ(笑)。

posted by Boo! at 00:49| 東京 ☀| Comment(12) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月18日

再生不能になる前に

 これまで何度も書きましたアナログのデジタル化変換作業が、取り敢えず一段落しました。
 
 オープンテープ、LPレコード、ビデオテープ等々、どれも数が多く、10年或いはそれ以上費やしたかもしれない。もっとも、時間のある時、気が向いた時にしか作業しなかったので、より時間がかかったとも言える。半年、一年くらい放置した時期もあった。

 一段落はしたけれど、これで全て完了とはならない。まだ8mmフィルムとカセットテープが手つかずだからだ。8mmフィルムはそんなに多くはないが、カセットテープは凄い数だ。

 8mmフィルムは映写機が必要だ。幸いまだ手元にあったので、スクリーンに写して、その映像をビデオカメラに収めることにした。これは以前、MATTさん(?)からのアドバイス、ヒントによるものだ。

 画質にはこだわらない。観られれば良い。ホコリをかぶった映写機を押入れの奥から取り出し、映写を試みた。所が、ライトは点いたものの、リールが回らない。モーターは動いていたので、テープのセッティングを間違えたかと思い、慎重に確認した。しかし、セッティングに問題はなかった。

 そこで、カバーを外し、中を点検した。するとリールに回転を伝えるべきゴムベルトが劣化して伸び切り、しかも触れるとボロボロと崩れそうで、脆い。テープを挟むキャプスタン(?)とローラーの間にも隙間が生じている。これではテープを送れない。

 ほとんど使ってなかったとは言え、40年以上も前の古い機種だ。メーカーはもう消えたし、部品調達は難しそうだ。直せる業者もいるかもしれないが、バカ高い修理費を請求される恐れもある。今更直した所で、1,2回使ったらおしまいだから、馬鹿らしい。

 となれば、ここは誰かに借りようと、親類や友人・知人達に「映写機を持ってないか?」と問い合わせてみた。いずれも「そんなもの!」と一笑に付されてしまった(笑)。

 諦めかけたが、8mmフィルムをDVDに変換してくれる業者があることを知った。近くの大型カメラ店に数本のテープを持参し、相談した。すると、全てのテープをつなげて1本のリールに巻いてしまえば、DVD一枚に収まりそうだと言う。その方が料金も安くなると言う親切なアドバイス。

 見積もり額は1万円前後。作業内容は、フィルムのゴミやカビ取り、傷んだ箇所の修正(可能であれば)、DVDタイトルやメモなども印刷してくれる。労力、出来上がり、映写機の調達などを考えると任せたほうが良い。依頼した。

 約一ヶ月待たされ、1月末に出来上がった。見積もり額よりも安い8,000円以下だった。

 何十年ぶりかで蘇った映像は、結婚式・披露宴、新婚旅行、親類達の集まり、あとは記憶にないような映像で、約50分間だった。観ていると気恥ずかしく、自分が自分でないようだった。

 しかし、両親や義父母の若いこと(双方ともまだ50代だ)には驚くし、当時幼児だった親類の子供達は、今やいいオッサン、オバサンになっている。今度集まったら見せてやろう。

 これで、残されたアナログものはカセットテープのみとなった。

こちらは数は多いものの、LPレコードやCDとダブるものがあり、全部デジタル化する必要はない。取捨選択しながら、どうしても残したいものだけにしよう。

 再生用のカセットデッキはまだまだ問題ない。それどころか、今聴いても素晴らしい音質だ。幻のメーカーになってしまった「Nakamichi」製だが、これだけの技術を持ったメーカーでも、生き残ることは大変だったということだろうか?恐らく、デジタル製品への技術移行が立ち遅れたのではと推察する。

 問題ないといっても30年前の製品だ。いつ故障してもおかしくない。実際、ネット検索すると同じ製品が「とうとう壊れた」「寿命らしい」の投稿が多い。それでもさすが「Nakamichi」だ。ジャンクとしてオークションに出されたのに、びっくりするような値がついている(笑)。

 正常に動いている内に、なんとか終わらせたい。そして「完動品」として出品しよう。ひょっとしたら購入したときと変わらない価格で売れたりして・・・?
posted by Boo! at 22:20| 東京 ☀| Comment(2) | 元ラジオ少年のつぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月11日

あれから6年・・・。

 ここ連日のように、新聞、TV、ラジオなどで東日本大震災関連の特集が組まれている。

 忘れたくても忘れられないあの大震災から、今日で丸6年だ。ついこの間起きたように思うけど、時の経つ速さには全く驚く。

 どんなに大きな出来事であっても、時間の経過と共に記憶が薄れ、風化していくものだけど、この大震災だけはまだまだ記憶が生々しい。と言うか、これからの教訓に生かすためにも、忘れてはならない。そこで少し回想してみたい。

 地震国日本に住んでいる我々にとって、地震は珍しいことではないし、何度も経験している。大きな地震も味わっている。だから変な慣れもあって、いつも「すぐに収まるさ」と甘い判断をしがちだ。

 6年前のあの日、私は仕事で外出していた。打ち合わせ中の午後2:46、突然足元から地鳴りのような振動を感じた。「?…」と思った瞬間、揺れが始まった。

 しかしこの時の揺れは、それまで経験したことのないような激しい揺れで、一瞬パニックになりそうだった。1964年に起きた新潟地震以来の恐怖感だったが、それ以上の恐ろしさだった。

 それでも心のどこかに「すぐ収まる」と楽観する気持ちがあった。だが揺れはいつまでも続いた。下から突き上げるし、横揺れも大きく、建物が歪むようだった。壁に掛かっていた額縁が外れかかり、斜めになった。窓ガラスが激しく鳴り、割れそうだった。

 動くに動けず、じっとして揺れの収まるのを待ったが、果てしなく続く揺れは収まる気配もない。4,5分も続いただろうか、やっと揺れが小さくなったので、一緒にいた仲間に「外に逃げよう」と声を掛け、スリッパのまま近くの窓から飛び出した。大変古い建物内にいたので、倒壊したら命はない。

 建物の前は広い駐車場だった。車と車の間を歩いて中心部まで避難した。その間も断続的に揺れは続いた。船に乗っているような大きくゆったりとした揺れで、立っていても体が左右に泳ぐ。揺れる度に駐車している車が一斉にギーギーと鳴り、タイヤもバウンドし、不気味だった。周囲を見回すと、住宅屋根のTVアンテナや電線が大きく揺れていた。

 やっと揺れが収まると、周辺の民家からバラバラと住人が出てきた。出るに出られなかったのだろう。そして我々のいる場所に集まった。皆顔がひきつっていた。口々に、「怖かった」「凄かったね」と言いながら、携帯で誰かに連絡を取っていた。当然、家族が心配だ。しかし私もそうだったけど、その時点で携帯は不通状態になっていた。益々心配が膨らむ。

 恐怖を覚えるような揺れだったので、「きっとこれが懸念されていた関東大震災の再来なのかも…」と思い、「もしそうであれば、今後何十年かは大地震に見舞われなくて済むなあ」などと、変な考えが頭をよぎった。
 
 所が、震源地は東北であることを知り、驚いた。「震源地が東北なのに、関東がこんなに揺れたとなると、東北の被害が心配だな」と、秋田の従兄の顔が浮かんだ。

 しかしそんな私の心配を遥かに超える災害になったことはご存知の通りだ。あれから6年、一向に進まない復旧復興、故郷に帰れない地域の方々の心境はいかばかりかと心が痛む。

 なんの解決策も見いだせない原発事故、より大きい津波に対応しようと景観を台無しにする高い防潮堤、まだ生活環境に不備があるのに帰還を急がせる行政…。根本的な難問解決まで、まだまだ時間がかかりそうだ。

 皆さんもそれぞれの思いをお持ちでしょう。
posted by Boo! at 22:42| 東京 ☀| Comment(20) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする